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過去ログ 下に行くほど過去のものとなります 議論兼作品投下スレ過去ログ ジョジョの奇妙なバトルロワイアル2nd鎮魂歌 http //mimizun.com/log/2ch/mitemite/1316305239/ ジョジョの奇妙なバトルロワイアル2nd第十二部 http //mimizun.com/log/2ch/mitemite/1301287383/ ジョジョの奇妙なバトルロワイアル2nd第十一部 http //mimizun.com/log/2ch/mitemite/1294923083/ ジョジョの奇妙なバトルロワイアル2nd第十部(実質『10.5』) http //mimizun.com/log/2ch/mitemite/1281454038 ジョジョの奇妙なバトルロワイアル2nd第十部 http //mimizun.com/log/2ch/mitemite/1278771448 ジョジョの奇妙なバトルロワイアル2nd第九部 http //mimizun.com/log/2ch/mitemite/1265890636/ ジョジョの奇妙なバトルロワイアル2nd第八部 http //mimizun.com/log/2ch/mitemite/1256142830 ジョジョの奇妙なバトルロワイアル2nd第七部 http //mimizun.com/log/2ch/mitemite/1250743192 ジョジョの奇妙なバトルロワイアル2nd第六部 http //mimizun.com/log/2ch/mitemite/1245841313 ジョジョの奇妙なバトルロワイアル2nd第五部 http //mimizun.com/log/2ch/mitemite/1240232945 ジョジョの奇妙なバトルロワイアル2nd第四部 http //mimizun.com/log/2ch/mitemite/1230376576 ジョジョの奇妙なバトルロワイアル2nd第三部 http //mimizun.com/log/2ch/mitemite/1220152714 ジョジョの奇妙なバトルロワイアル2nd第二部 http //mimizun.com/log/2ch/entrance2/1212967001 ジョジョの奇妙なバトルロワイアル2nd第一部 http //mimizun.com/log/2ch/entrance2/1212171472 ジョジョの奇妙なバトルロワイアル2nd http //mimizun.com/log/2ch/entrance2/1210693329 ジョジョの奇妙なバトルロワイアル2nd議論スレ(ラウンジクラシック板) http //mimizun.com/log/2ch/entrance2/1208089530 ジョジョの奇妙なバトルロワイアル鎮魂歌(漫画サロン板) http //mimizun.com/log/2ch/csaloon/1203600741
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バトルロイヤル バトルロイヤルの紹介やルールについてまとめたページです。 紹介ゲーム内容 試合の流れ ルール概要 マッチの種類 復活 マップ チェスト 魔法嵐 バトルロイヤルの仕様 紹介 ゲーム内容 準備中です。 試合の流れ 準備中です。 ルール 概要 42人のプレイヤーが1つのマップに降下し、最後の1人になるまで戦闘するゲームモードです。 プレイヤーは、徐々に迫りくる魔法嵐を避けながら、目の前に現れる敵プレイヤーを排除して勝利を目指します。 マップ上で最後の1人、もしくは最後の1チームになると勝利です。 マッチの種類 「ソロ」「デュオ」「スクワッド」の3種類あります。 ソロ プレイヤーは1人でゲームに参加します。 排除されると、その時点で敗北となります。 デュオ プレイヤーは2人でゲームに参加します。 1人でマッチ待機をした場合は、他に1人でマッチ待機をしているプレイヤーと自動でパーティーが組まれます。 チーム全員が排除されると、その時点で敗北となります。 スクワッド プレイヤーは3人でゲームに参加します。 1~2人でマッチ待機をした場合は、他に1~2人でマッチ待機をしているプレイヤーと自動でパーティーが組まれます。 チーム全員が排除されると、その時点で敗北となります。 復活 「デュオ」と「スクワッド」では、排除されても復活のチャンスがあります。 オーブ状態 HPが0になると、プレイヤーはオーブ状態になります。 移動以外の行動ができなくなり、移動速度が遅くなります。 オーブになってから60秒が経過すると、完全に排除されてしまいます。 仲間のプレイヤーは、オーブ状態の味方に近づいて「復活」のアクションを5.0秒間行うことで、HP40の状態で復活することができます。 敵のプレイヤーは、オーブ状態の敵に近づいて「追放」のアクションを6.5秒間行うことで、完全に排除することができます。 完全に排除された状態 オーブ状態になってから60秒経過するか、敵に「追放」のアクションを行われるとプレイヤーは完全に排除された状態になります。 完全に排除されると、仲間の観戦以外の行動ができなくなります。 仲間のプレイヤーは、新しくセーフゾーン(マップの白い円)に入ると、完全に排除されたメンバーに対して「復活」のアクションを行うことができるようになります。アイテムを拾うキーを12秒間押し続けることで、メンバーを復活することができます。 このアクションによって復活したプレイヤーは、装備やアイテムを失った状態で上空からスポーンします。 タレントのレベルは維持したまま復活できます。 マップ 準備中です。 チェスト 「小チェスト」「中チェスト」「大チェスト」「エピックチェスト」「マナの部屋」の5つのチェストが存在します。「マナの部屋」は、マップ上に青いアイコンで表示されているチェストのことで、魔法嵐がセーフゾーンを完全に囲むたびに出現します。このチェストを開けるのに20秒かかります。 チェストからは、ガントレット・ルーン・装備・巻物などを得ることができます。各チェストから出現するものは以下の通りです。 小チェスト レアもしくはエピックの「ガントレット」か「ルーン」か「装備」 確率で「巻物」 中チェスト レアもしくはエピックの「ガントレット」か「ルーン」か「装備」 レジェンド以外の「ガントレット」か「ルーン」か「装備」 確率で「巻物」 大チェスト レアもしくはエピックの「ガントレット」か「ルーン」か「装備」 レジェンド以外の「ガントレット」か「ルーン」か「装備」 レジェンド以外の「ガントレット」か「ルーン」か「装備」 確率で「巻物」 エピックチェスト エピックの「ガントレット」か「ルーン」か「装備」 確率で「巻物」 マナの部屋 レジェンドの「ガントレット」か「ルーン」か「装備」 エピックもしくはレジェンドの「ガントレット」か「ルーン」か「装備」 エピックもしくはレジェンドの「ガントレット」か「ルーン」か「装備」 「巻物」 魔法嵐 一般的に「安置外」と呼ばれる、徐々に迫りくるダメージエリアのことです。 マップ画面では、青い円の外が魔法嵐のエリアです。 魔法嵐の中にいるプレイヤーは、2秒ごとに一定のダメージを受けます。 魔法嵐は時間とともに徐々に迫ってきて、セーフゾーン(白い円)を完全に囲む度にそのダメージ量が増加します。ダメージ量は、2→4→8→16→16→20→32 の順で増加します。 魔法嵐の威力が大きくなるたびに、マナの部屋がセーフゾーン内に出現します。マナの部屋とは、マップ上に青いアイコンで表示されているレジェンダリーチェストのことです。 アイテムを取り出すには、解放してから20秒かかります。 魔法嵐にはリフトが出現します。リフトに対して「調査」のアクションを行うと、セーフゾーン内のランダムな上空に飛ばされ、降下を開始することができます。 セーフゾーンが遠い場合などの救済措置として利用されます。 バトルロイヤルの仕様 アミュレット・ベルト・ブーツが存在するので、ドミニオンとは基本能力が少しだけ異なります。最大HP:100 最大アーマー:0 最大マナ:50(ドミニオンは70) 走るスピード:21.5(ドミニオンは24.5) クラスレベルは、新しいセーフゾーンに入るごとに上がります。新しいセーフゾーンは、マップ上では白い円、ゲーム内では黄色のオーラで表示されています。 排除されたプレイヤーは、所持している「ガントレット」「ルーン」「装備」「アイテム」を全てドロップします。ベルトはアーマーがない状態でドロップします。 排除されたプレイヤーが巻物を読んでいた場合、読んだ巻物のうち1つを確定でドロップします。
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神の座を探す君の名を、誰もが心に刻むまで ◆1ZVBRFqxEM 小学校の教室の中で、私は意識を取り戻した。 もう一度、精神を元の場所に戻そうとしてもそれは叶わなかった。 そもそもあそこが精神世界だったのかすら、今となってはわからない。 ただ、理不尽な今の状況に、教室の壁を、力の限り叩く。 無駄な行動だと知りつつ、そうでもしなければ感情が抑えきれなかった。 「あのやろう、ふざけるな。デウスはもういない?」 この雨流みねね様を、コケにしてくれた。 その怒りを、どうして殺すことができようか。 「ムルムル、今回のおふざけは許しがたいよ」 12名の日記所有者によるバトルロワイアルはどうした。 もう残り人数も半分切ってるんだぞ? 先に死んだ日記所有者たちはとんだマヌケだ。 そして、今生き残ってる日記所有者も救いようが無いほどマヌケだ。 弱くてニューゲーム? 第二部から異世界物に方向転換? 打ち切りでテロリスト坂でも登るか? 「流石に勝手がすぎるんじゃないか、デウス? 始めたゲームくらい、ちゃんと終わらせろ!」 「――それは無理な御話ねぇん☆ 神にとって、人間なんて玩具以下なのよん?」 その声に、私は振り返る。 だがそこには、誰もいない。声のした方角には影も形も存在しない。 「はっ……それで、何のようだよ。そのまま、「背中」を一突きにでもするにしちゃ行動が遅すぎるんじゃない?」 「うふん☆ 額に汗して口にする言葉じゃないわねぇん」 いつ回ったのか、振り向いた私の背後にいる女は私の顔……というか眼帯をぺたぺた触ってくる。 「あらん、残念ねぇん♪ せっかくの美貌も、片目が取れてちゃ半減よん?」 「興味ないね。それに、普通の人間様が神に挑むには、これくらい無茶しないと死んでいたのよ」 その言葉に、女は興味ありげに笑いかける。 「あはん☆ わらわ、あの場所とムルムルちゃんのこと知りたいのん。教えてくれるかしら?」 「……奇特だねぇ、自分から私の不満の捌け口になってくれるなんて、お優しいことで」 「当然よん☆ わらわはジャンプ不滅のゴージャスヒロイン、妲己ちゃんだものん☆」 ……何を言ってんだ、こいつは? 「ふぅん、なるほど。簡単に言えば、あんたもデウス同様人間じゃないと」 「同様なんてわらわ照れちゃうん☆ ほんの千年ちょっと生きてるだけの妖怪仙人よん♪」 文句を聞かせると言いながら、結局情報交換になってしまった。 あの大聖堂に戻る方法を聞かれたが、私自身お手上げだ。 あそこが現実の世界ではない、空想、妄想の世界かもしれないこと伝えると、妲己は考え込むように黙ってしまった。 他にも、デウスとムルムルのこと、参加しているだろう現存未来日記所有者の情報を妲己に話す。 すると、気を良くしたのか妲己は自身のゴージャス人生とやらを語りだした。 先ほどまで頭の両端にまとめていた髪を解き、足まで届く長髪を晒す。 女の私から見ても美人だ。今までどれだけの男を騙してきたか、見当もつかない。 妖怪というくらいなのだから、いろんな意味で食い物にしてきたんだろう。 妲己はやはり人間じゃあなく仙人……人間の仙人もいるそうだが、更に妲己は妖怪だという。 神とは違うそうだが、人間様からすればどっちも変わらない。 あの時、雷を出して女を殺した申公豹って奴と、それと話していた太公望って奴も仙人らしい。 神と違って、宝貝なんて魔法の道具を使える以外は、人間と大差ないと妲己は言う。 目の前の妲己を見ていると、実にうそ臭いが死なないわけではないんだろう。 話によると、周という三国志なんかより古い時代の中国から来たそうだ。 タイムスリップというやつか……どうでもいいや。 わけのわからない力なんて、みねね様の知ったことじゃない。 「それじゃあ貴女は、遠い未来から来たということでいいのかしらん?」 「それでいいよ。未来とか過去とか、神からすりゃ遊びの一環なんだろうよ」 その回答に、妲己はそれなりに満足を得たらしい。 「それで、貴女はそんな神様をどう思うのん?」 「気に喰わないね。私は、神を殺すために神の座を目指してたんだ」 だが、それも振り出しに戻った。 片目を犠牲にしてまで守った未来日記「逃亡日記」までない以上マイナスか。 それでも私は諦めない。このゲームでも勝ち抜いて、私は、 「私は神になるん☆ とか思ってるわね?」 この場を、なんとか乗り切らなければならない。 妲己はふざけた表情のまま、強烈な威圧感を私に放つ。 支給品の確認なんてまだしてない。怒りに我を忘れたツケってわけだ。 どうやってでも、こいつを殺すか逃走するかしなきゃならなかったってのに、隙をつけなかった以上、もはや逃げることもできない。 「でも、それは妙ねぇん? このゲームで優勝した御褒美なんて、わらわは聞いてないわん☆」 ………あれ? 「何か勘違いしてるのねぇん☆ あの子とムルムルちゃんの会話のせいかしらん?」 待て、思い出せ。 たしか1stとの会話は…… 「ムルムルッ!」 「1stか」 「どうなってるんだよこれは? 日記は? デウスは!?」 「――デウスはもういない」 「なっ!?」 「そして新しい神が新しくゲームを開いただけじゃ。 人数は大幅に増えてしまったがな。やる事は今までと大して変わらんよ。 悪いが1st、お前一人に長々と説明する時間は無いんじゃ。 最後まで生き残った時に改めて説明してやるから頑張ってみせよ」 「……そうだ。「やること」は変わらないってだけだ。一言も、優勝者が神になるなんて言ってないな」 とんだ思い違いだ。 この雨流みねね様ともあろう者が、こんな初歩的なミスか。 いや、ただ認めたくなかったんだろう。 神を殺す道が、断たれた事実を。 「あらん、つまらない顔ねぇん☆ そんなに嘆くことかしらん?」 「ククク……言いたいことはわかるさ。嘆くな、恨め、神を殺せ……そんなことは言われるまでも無い」 一瞬きょとんとした表情を妲己はしてみせ、再び私に問う。 「わかってるんじゃないのん。だったらどうして嘆くのん?」 「同時にわかることもあるのさ。……私の火力じゃ、神は殺せない」 デウスの座を争ったときでさえ、私が神を殺すには神になるしかないと理解していた。 神を殺すには神になるしかない。矛盾な気もするが、それ以外にはなかった。 「TNT爆弾で死んでくれるってんなら話は別だけどね」 「あはん、神様が人間の武器で死んでくれるなら、簡単よねぇん?」 それくらい知っている。 だから困ってるってのに、妲己の口調はまるで世間話のように、 「……だったら、私と手を組んでみないん?」 同盟を結ぼう、なんて言ってきやがった。 「……ハッ、この雨流みねね様がバケモノのあんたと?」 「構わないはずよん♪ わらわは妖怪だけど、神じゃないものん。それに貴女に損はさせないわん」 ああ、そうさ。力で劣る私に損はない。 こいつの力があれば、あるいは神を殺せるかもしれない。 だが、妲己は何の目的で? 「私に損はなくても、あんたに何の得がある?」 「……みねね。人の力は、それぞれが大したことが無くても、集まれば脅威になるわん」 「知ってるわ」 人が集まれば逃げることも立ち向かうこともうまくいかない。 警察にしろ宗教にしろ、集団の力は厄介だ。 「いつもなら、わらわの奴隷や兵を湯水のように使うわん。だけど、今は手駒が限られてるじゃないん☆」 「私はあんたの奴隷にはならないわ」 「知っているわん。貴女の自由を縛るつもりは無いのよん。ただ、誰かに会う度、こう言って欲しいのん♪ 『妲己という人物が、このゲームから脱出するため仲間を集めている』ってねぇん」 仲間を集める広報活動をしろってことか? 「誰かに会う度……つまり危ない奴でも『無差別』に、か? 妲己、あんた死ぬ気? そんな真似すればどうなるかわかるだろ?」 「そうねぇん。わらわを求めて甘い人も危ない人も集まってくるのん☆ わらわ怖いん♪」 「わかっててなんで……」 まさかとは思うが、こいつの目的はそれなのか? ともかく裏はあるわけだ。その方が、下手な偽善よりは信頼できる。 「……いいぜ、協力しよう。で、あんたと行動する必要はないんだな?」 「もちろんよん。あ、でも別れる前に支給品の交換でもしないん?」 「そうだな……どっちかの荷物に逃亡日記が入ってるかもしれない」 未来予測できるってことは大きなアドバンテージだ。 こんな場所じゃ『DEADEND』が何度も表示されそうだが、奇跡でも何でも起こして乗り越えてみせる。 「チッ、無いか。妲己、そっちは?」 「こっちにも入ってなかったわん☆」 未来予測が可能なんてアイテムは、やっぱり支給されてないのか。 それとも、どこかの誰かに支給されてるのか。 「(くそっ、支給されてたらなんとしてでも取り返さないとな)」 「ねぇん? 何かわらわの気に入る支給品はあったのん?」 人が考えてる間に、勝手に妲己は人の荷物をあさろうとしていた。 その前にあんたの支給品を見せろよ、と言おうとしたその時だった。 私の荷物から「勝手に」支給品が飛び出し、妲己を攻撃したのは。 「なっ!?」 「……あはん☆」 妲己の頬を、血が伝う。 それを舐めつつ、妲己は何がおかしいのか笑みを浮かべている。 その僅かな間に、頬の傷は完全に塞がっていた。 「まさか、支給品に命を狙われるとは思わなかったわん♪」 「ただの、槍じゃないのか?」 そう、妲己を傷つけたのは私の支給品の槍だった。 それが、まるで妲己を狙い済ますかのように飛び出したのだ。 「あん♪ わらわ、どうしたのかしらん。この槍を見てると、胸のドキドキが止まらないのん☆ これってもしかして……恋!?」 「何か違うんじゃないのか?」 もう襲ってくる様子はないらしく、妲己は槍を満足そうに見ている。 「みねね、これをわらわに献上してん☆ とても気に入ったわん♪」 「ちょ、ちょっと待てよ! 私の好みの得物じゃないけど、こっちだって武器はいるのよ」 「んもォ、しょうがないわねぇ。なら、わらわも大奮発してこれをあげるわん」 何やら円形のものを投げて寄こす妲己。 「(なんだ、パイナップルみたいな……まさか手榴弾か♪)」 思わず受け取ってしまったソレは、ずっしりと重みがあった。 予想はハズレ、それは手榴弾ではなかった。 「なんだ、本当のパイナップル……でもないな、なんだこれ?」 それは実に奇妙な実だった。 美味そうには見えないし、こんなもので槍と交換なんてふざけているとしか思えない。 「たしかに食料は大事だけどね。これと槍じゃ割に合わないだろ?」 「そうねぇん☆ それがただの実ならねぇん♪」 妲己は風に乗せて、紙を一枚こちらに飛ばしてくる。 それには、なにやら説明らしき文章で埋め尽くされていた。 「悪魔の実……ボムボムの実、だと?」 「そうよん☆ 永遠にカナズチになる呪いと引き換えに、お手軽肉体改造が可能な呪われた実なのん☆」 話によると妲己自身も、水に溶かせば酒になる桃とやらを知っているらしい。 そういった不思議な食べ物はありえない話じゃないそうだ。 「永遠にカナズチか……海外への移動中に事故にあったらアウトじゃないか」 テロリストである以上、どんな方法でも海は通るし海上でのテロも行う。 それを考えれば、海に落ちれば溺れ死ぬしかないリスクは高すぎる。 「いや……そんなもの、神を殺せるチャンスのためなら小さいね」 それに、ボムボムの実なんて名前も能力も私好みだ。 全身爆弾人間……雨流みねね様にこそ相応しい呼び名じゃあないか。 私はボムボムの実にかぶりつく。 「ぐっ……マッズ……!」 日々の空腹生活で多少まずくても気にしない私だが、それでも毒みたいな味だ。 実は本当に毒で騙されたんじゃないだろうか。 「あらん、見た目の変化はないわねぇん。わらわ、ちょっと残念」 「……見た目だけじゃなくて、私も変わった感じがしないんだけどね」 とにかく試してみれば手っ取り早い。 私は目の前の机を蹴り上げる。 聞きなれた、ドンッという爆発音。 机は爆発に巻き込まれ、煙を上げながら砕け散った。 「クッハハハ! いいね、雨流みねねらしい能力じゃないか!」 お手製TNT爆弾に比べれば微々たる火力だが、対人だと考えれば十分な威力だ。 「あはん、汚い花火ねぇん♪」 対『人』ならな。こいつには効くんだろうか。 「いいぜ、槍はあんたにやるよ。……で、これからどうする?」 できればこいつと同じ方向は避けたい。 協力はともかく、いっしょに行動すると不安で仕方がない。 「わらわは当然デパートに向かうわん☆ 綺麗な服があるかもしれないでしょん♪」 「ならここでお別れね。私はそっちには向かわない」 「ならここでお別れねぇん☆ また会うときは仲間を増やしておいてねぇん」 妲己はそういうと、窓から飛び出しスキップしながら離れていく。 「おい、妲己」 「あらん、何かしらん?」 こいつほどの化物に必要ないかもしれないが、一応忠告しておく。 「2nd……我妻由乃には気をつけろ。あれはお前らの域に達する『異常』だ」 「ヤンデレの未来日記の所持者ねぇん。わかったわん」 「……読めない奴だ」 信用するのは危険だが、一筋縄じゃいかない。 神を殺すためなら、危険な爆弾を背負い込むのも一つの手だ。 「自分が吹っ飛ばされないように気をつけないとね」 まずは、準備といこうか。 私に必要なものは何か。もちろん爆弾だ。 理科室へと足を運び、爆弾を調合する。 少ない材料で出来たのは、衝撃で発動する簡易な閃光弾と煙幕弾。 もう少し作りたかったが、あまり一箇所に留まっても危険が伴う。 「さて、どこに向かおうか」 選択肢としては病院、警察署か研究所、工場という所だろう。 病院には薬品があるし、警察署には武器があるかもしれない。 研究所、工場には機材や火薬があるだろう。 爆弾人間なんてのになってしまったが、この首輪を外すにも、敵の排除にも武器や道具は必要だ。 「今は、高みの見物でも洒落込んでいるといい」 今度こそ殺してやるわ、神よ。 【H-3/小学校理科室/一日目深夜】 【雨流みねね@未来日記】 [状態]:健康、爆弾人間 [装備]:手製閃光弾、手製煙幕弾 [道具]:支給品一式、不明支給品(0〜1(日記ではない)) [思考] 基本方針:神を殺す 1: 病院方面、もしくは研究所方面に向かう。 2: 出会った人物に、妲己が主催に反抗する仲間を集めていると伝える。 3: 首輪を外すため、神を殺すためならなんでも利用する。 ※ボムボムの実を食べて全身爆弾人間になりました。 ※単行本5巻以降からの参戦です。 ※未来日記所持者は全員参加していると思っています。死んだ12thが参戦しているとは思っていません。 ※妲己と情報交換をしました。封神演義の知識と申公豹、太公望について知りました。 【ボムボムの実@ONE PIECE】 バロックワークスのMr.5が食べた悪魔の実。 食べた人間は全身起爆の爆弾人間となる。 体液などの分泌物も爆弾に変えられ、銃に吐息を吹き込めば、見えない爆弾を射撃できる。 爆撃でのダメージがなくなるが、能力が制限対象のため、高威力の爆撃を完全無効とは出来ない。 デパート方面への道を歩く妲己。 その表情は先ほどまでとは異なり、神妙なものだった。 「(この会場の文明水準は、殷と周の時代より遥かに上よねん)」 警察署、デパートなどは妲己のいた時代には存在しない建築物だ。 それは、数千年先に存在すると「決められている」建物。 『歴史の道標』によって定められている事象である。 「(やっぱりここは、未来ということなのん? でも、ありえないわん)」 そう、ありえないのだ。 妲己は『歴史の道標』―――女?の配下である。 「最初の人」である女?は、歴史をあらかじめ決定している。 夏の時代が終わり、殷の時代が終われば、周の時代が来る。 それはすべて女?に決められていることなのだ。 「最初の人」は滅んだ惑星からやってきた異星人であり、女?は故郷と同じ星を作ろうとしている。 失敗すれば、また壊してやり直す。 何百万年も世界を滅ぼし、繰り返してきたその作業。 その過程を知っているからこそ、妲己はありえないと言うしかないのだ。 「(女?様ですら、世界をわざわざ壊さなければいけなかった。それなのに、未来に生きるみねねとわらわが同時に存在しているなんて……)」 女?ほどの力があっても、時間移動はできなかった。 僅かな失敗を修正することができなければ、すべてリセットする他になかったのだ。 「(新たな神とは、何者なのかしらん。女?様なのん? それとも違う誰かなのん?)」 このゲームを開いた神とやらが女?である可能性は低いと妲己は見た。 地球を歴史通りに作りたい女?が、こんなことをするとは思えなかった。 女?だとしても、おそらくは単独での行いではないだろう。 何度も言ったように彼女には時間移動の力は無いのだから。 「(女カ様である可能性が低いから対主催なんて言っちゃったけどん。女カ様だったら困るわねぇん)」 妲己は女カの手足となって動いているが、彼女には大きな目的があった。 ―――地球と同化して、地球の真の支配者……『大母(マザー)』になること。 風となり、大地となり、草木となり、生物の一部となり……永遠に世界を見守る。 野心家である妲己がたどり着いた究極の世界支配の方法。 そのためには妲己の力では足りない。 女カの体を乗っ取り、世界と同化する必要があった。 それを女カに知られれば、妲己など一瞬で魂魄ごと消されるだろう。 「(とはいっても、わらわに何の指令もないってことは女カ様が主催だとしても見捨てられたのよねん)」 たとえば、自分に殺し合いを活発化させるためのジョーカーの役割を指令することも可能だ。 そもそも、ムルムルか申公豹のポジションってわらわじゃないのん? と不思議に思う。 「(申公豹はどうして従ってるのかしらね。絶対に誰かの言いなりになるタイプじゃないのに)」 申公豹は最強クラスの仙人であり、けして誰にも組しない男だ。 彼の美学に反することを許さない彼は、この殺し合いを美しいと思っているのだろうか。 「わらわなら、もっと残虐で美しい殺し合いを考えるのにん☆」 この人、やはり真性の外道である。 「(しょうがない。どう考えてもわらわの計画はオジャン。一から練り直すしかないわん)」 なんとしてでも神の元にたどり着き、その力を手に入れる。 それが女カ以上ならば更に彼女の力を取り込み地球と同化する。 女カに劣る力の持ち主ならば、それを足がかりに女カに取り入り、やはり地球と同化するのだ。 女カが主催ならば……隙を突いて体を奪ってみせる。 神がいるという場所は妄想世界の可能性があるというみねねの言葉を思い出す。 魂魄が飛ばされた可能性、良く似せた現実の世界である可能性。 「(いくらでも可能性はあるけど、まずは下品な首輪を外さないとねぇん♪)」 自らの首輪を指でなぞる妲己。 「(そのために、わらわも頑張って太公望ちゃん方式で頑張ってみるわん♪)」 妲己の言う、太公望方式とはつまり、彼が妲己を倒すためにとった手段である。 スーパー宝貝「傾世元禳」が無い以上、テンプーテーションによる誘惑は難しい。 そのためにとった策は、敵の良作を模倣することであった。 「(強い仲間を囲って、楽して主催者撃破戦法よん☆)」 少し曲解されているが、意外と間違いでもない。 旗印に人は集まる。 誰かが反抗しているという事実は、それだけで他の主催打倒を目指す者を集わせる。 戦っているのは自分だけではないという、連帯感は力を強くする。 「でも、わらわ……実力の無い者は嫌いなのん♪」 戦闘力だけではなく、運も実力のうちという。 無差別に情報をばら撒かれれば、対主催である妲己を気に入らない者も妲己を目指すだろう。 そして、それは妲己の仲間になろうと近づく者との争いを多くするだろう。 誰かに出会ったにしろ出会わなかったにしろ、妲己の前までたどり着けなかった運の悪い者に、妲己は用は無かった。 「これは、役に立つのかしらん?」 荷物から取り出した木札。 それが、妲己の二つ目の支給品だった。 札の表面には、マジックで書いたような4文字があるだけのそれからは、不思議な力を感じる。 「『再会の才』ねぇ……お守りくらいにはなるかしら?」 会えるのならば、会いたい人物はいた。 妲己が呼ばれたのは、太公望チームとのトーナメント戦の最中だった。 敗北し、元の琵琶状態を晒した義妹、王貴人。そして自分以上に破天荒な義妹、胡喜媚。 そしてカワイイカワイイ太公望ちゃんに、カワイイカワイイ王天ちゃん。 太公望ちゃんに会えれば御の字だろう。 札をしまい、獣の槍を片手に妲己は歩き出した。 「……この槍は、何なのかしらねぇん。あれっきり襲ってはこないみたいだけど」 まるで熱が冷めたかのように、槍はただの槍のように動かなくなってしまった。 この槍はスーパー宝貝級の力を秘めていると妲己は感じ取った。 しかし、それを自分には使いこなすことは出来ない。 それでも、並みの宝貝程度に妖怪でも倒す力はありそうだった。 「妖怪を殺すための槍みたいねぇん。わらわを殺すつもりなのん?」 獣の槍は答えない。 「まぁいいわん。持ち主が見つかるまでは役に立ってもらうわよん♪」 幸いというか、槍には銘が彫られていた。 我屬在蒼月胸中到誅白面者――我ら白面の者を倒すまで蒼月の心の内に在る、という意味の銘が。 おそらくは、蒼月という人物が槍の持ち主なのだろう。 「白面の者……ねぇん?」 その名に感じるものがあったのか、妲己は何か考え込んでいた。 しかし、すぐに歩を進めデパートへと向かっていったのだった。 獣の槍……それは、妲己を滅ぼすために作られた槍であり、そうではない。 殷を滅ぼし、周すらも滅ぼした恐るべき大妖。 それから先、3000年近く世界中に恐怖と滅びを与え続けた存在。 白面の者――それは間違いなく、妲己と等しい存在であり、未来の存在とも言えた。 しかし、白面の者と妲己は、同じでありながら、何もかもが違いすぎた。 獣の槍は、見定めるために動きを止める。 目の前の妖は、憎き宿敵と変わらぬ存在であるのか。 自らの持ち手となりうる存在を待ちつつ、獣の槍は一時、妖怪の得物となった。 【I-3/道路/一日目深夜】 【妲己@封神演義】 [状態]:健康 [装備]:獣の槍@うしおととら [道具]:支給品一式、再会の才@うえきの法則 [思考] 基本方針:神の力を取り込む。 1: デパートに向かう。 2: 対主催思考の仲間を集める。 3: 太公望ちゃんたちと会いたい。 4: この殺し合いの主催が何者かを確かめ、力を奪う対策を練る。 5: 獣の槍と、その関係者らしい白面の者と蒼月が気になる。 ※胡喜媚と同時期からの参戦です。 ※みねねと情報交換をしました。未来日記の所持者(12th以外)、デウス、ムルムルについて知りました。 【獣の槍@うしおととら】 春秋・戦国時代に中国で作られた、白面の者を殺すための槍。 両親を白面の者に殺されたギリョウ、ジエメイの兄妹が命を込めて作成した。 (妹、ジエメイが溶鉱炉に身を投げ、それを材料に剣を打った兄の体が融合し槍となった) 獣の槍に選ばれた者が使うことで、使用者の魂と引き換えに身体能力、治癒能力が向上する。 ただし、魂を与えすぎると使用者は、とらや紅煉同様の字伏という妖怪に変化する。 選ばれていない者以外が使用した時、選ばれた者でも妖以外と戦う時はその変化は起きない。 妖怪のみを殺す槍であり、人間を刺してもダメージは普通の槍より少ない。 (正確には斬れないため人間を強打や無機物を切り裂くことはしていた。) ただし、上記の性能がロワ中でなんらかの変更が加えられているかは不明。 獣の槍を封印する布は巻きついている。 【再会の才@うえきの法則】 植木耕助が神の座を争う戦いに勝利した際に、優勝者に与えられる空白の才に書き込んだ才。 文字通り、再会する才能を得ることが出来るが、あくまで才能であって絶対ではない。 時系列順で読む Back たった2つの冴えないやりかた Next Overture ~序曲~ 投下順で読む Back たった2つの冴えないやりかた Next Overture ~序曲~ GAME START 雨流みねね 036 イノチ/タマシイ/ココロ GAME START 妲己 036 イノチ/タマシイ/ココロ
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14 名前: 名無しさん 投稿日: 01/08/30 13 00 ID SsTQZsK2 ☆ルール☆ ○制限時間は6ヶ月間。(ペナント開始から終了まで) ○選手には、遠征用のバッグを渡される。 その中には、武器(野球用具)と1年分の保存食と水が渡される。 ○選手は首輪をはめる。それを外したら爆発。 ○最後の1人になったら残った人が勝者となり、そこでゲームセット。 ○もし1ヶ月間選手が死ななければ、そこでゲームセット。全員敗戦。 ○時間とともに禁止エリア拡大。入ったら首輪が爆発。 ○また、ペナント終了時に2人以上生き残っていたら首輪爆発。全員敗戦。 26 名前: 投稿日: 01/09/01 01 01 ID PZai/xNY 一瞬、慣れ親しんだ練習場ではないと川上憲伸は錯覚した。 もちろん、その部屋はいつもの室内練習場であったのだけれど、 何かがおかしかった。何かが違っている。 すぐに、川上憲伸はその原因に気づいた。窓の外で、すでに日が暮れようとしている。 さっきまで練習中であったはずなのに・・・ 川上憲伸は、辺りをそろそろと見回した。場内で見かけたことのある選手たちが、 先ほどまでの川上憲伸と同じように机に伏して眠っている。 そのなかには、川上憲伸の後輩である小笠原の姿もあった。 俺、どうしたんだろう? 川上憲伸がそう思ったとき、道場内に大きな音がした。 皆、眠りから覚めたばかりらしく、川上憲伸と同様に周囲を見回している。 一体、何が起きたのだろう?何故俺達は、ここに居るのだろう? 誰もが困惑と不安を隠しきれずにいた。 「おい!エーー、川上先輩……何が、どうなってるだエー?俺、怖い……怖いよ……」 小笠原は、目に涙を溜めて不安を訴えた。 川上憲伸は「大丈夫だよ」と言ってあげたかったが、出来なかった。 自分自身、現状が怖くてたまらなかった。 そう、嫌な予感がする。 何度もニュースで聞いた、『あれ』の状況によく似ている…… 突然、施錠されていた教室の扉が、開いた。 そして、銃を携えた兵隊の様な連中が十数人、入って来る。 兵士達は黒板の前に整列すると、銃をプロレスラー達に向け、構えた。 いつでも発砲できる体勢だ。 まさか…… コツ、コツ、と、兵士達とは違う、軽い足音が聞こえた。 27 名前: 投稿日: 01/09/01 01 02 ID PZai/xNY 教室に入って来たその足音の主は……星野仙一だ。 星野は教壇に立つと、いつもと変わらぬ屈託のない笑顔で、話し始めた。 「目が覚めたか。まさかお前らに集まってもらう事になるとは、この俺も想像できなかったぞ。」 相変わらずの高慢な口調だ。 しかし、今日は普段にも増して、自信に満ちているようだ……川上憲伸にはそう映った。 そして星野は、教室内をぐるりと見回すと、衝撃的な一言を言い放った。 「今日はこれより、諸君に殺し合いをしてもらう!」 室内の全ての空気が止まった。 「お前らは、今回の『プログラム』に選ばれたのだよ!」 川上憲伸の予感が、的中した。 小笠原は、ギュッと川上憲伸の腕を掴んで、震えていた。 誰かが、うっ、とうめいた。 28 名前: 投稿日: 01/09/01 01 03 ID PZai/xNY 『プログラム』 それは、魔の法律。 正式名は『プロ野球選手助成特別法』という。 近年、この国ではプロ野球人気は衰退の一途を辿っていた。 何故、こんなにも選手がメジャーへ流出してしまうのか? 何故、互いの理解を深めようとせず、球団と対立してしまうのか? ……そして制定されたのが、この法律だった。 真に「戦う強さ」を持ち合わせた人間だけを選抜する法律。 毎年、各球団の対象者が無作為抽出され、最後の一人になるまで殺し合いが行われる。 しかし、選ばれる確立はゼロに等しいと言われていただけに、ドラゴンズのメンバーはすぐには信じられなかった。 「監督、冗談はやめて下さい」 冷静な甲高い声が場内に響いた。 チーム選手会長の立浪和義だ。 「今までチーム一丸となって戦って来たのに、どうして殺し合わなきゃいけないんですか?」 立浪は嘲笑を込めて異議を唱えた。 そもそも、このプログラムの指揮権が星野仙一にある事に、理解が出来なかった。 普通なら、プロ野球機構や中日新聞社の担当者が赴いて、ここで説明するだろう。 ここに居る兵士達も、おそらく球団関係者やコーチの面々。 驚かせておいて、実はパーティーでも開くのだろう……そう思っていた。 しかし、現実は残酷だった。 「タツ!テメーはまだ信じられない様子だな。ならば、信じられる物を用意してやろう!」 星野は表情を変えずにそう言うと、手をパチン、と叩いた。 練習場の扉が開き、『何か』を載せたベッドが運び込まれて来る。 ビニールシートの下の『何か』からは、少し生臭い匂いがした。 「見せてやれ」と星野が言うと、島野がそのシートを外した。 一瞬の静寂。 そして次の瞬間、立浪が絶叫した。 「……今中ァーーーーーーーッ!!」 29 名前: 投稿日: 01/09/01 01 06 ID PZai/xNY 立浪の叫びが、一瞬にして全員の悲鳴へと変わる。 そこに有ったのは、元エース今中の『なれの果て』だった。 まるで操り人形を投げ捨てたかの様に関節は捻じ曲がり、 頭蓋骨は陥没し、両目も潰されていた。 「今中!今中あああああああぁぁあ!!」 立浪は泣き叫びながら、今中の亡骸に近付こうとする。 しかし次の瞬間、兵士達が一斉に立浪に向け、銃を構えた。 それに気付いた神野が、慌てて立浪を羽交い絞めにして、引き止める。 「タツさん、駄目だ!今行ったら、タツさんも殺されちゃうよ!」 「でも!今中が!」 立浪はその場にヘナヘナと座り込むと、喘ぐように泣いた。 泣くことしか、出来なかった。 そしてその光景は、選手達に現実を認識させるのに、充分だった。 星野が説明を続ける。 「今中は、このプログラムを事前に知ってしまった。残念だが俺がこの手で始末した。」 死臭が室内を満たしてゆく。 それはまさしく、絶望の臭いでもあった。 星野は胸元から政府印の押された封書を取り出すと、その中の文書を事務的に読み始めた。 いわゆる『宣誓文書』だ。 「……本プログラムは、日本国政府の完全管理下のもと、中日ドラゴンズの監督責任者である 星野仙一によって執り行われるものとする旨を、ここに通達する……」 宣誓文書など、誰も聞いてはいなかった。 ただ、殺戮の海に放り込まれた事実を受け止める事しか、出来なかった。 自分達を庇ってくれたであろう、元エース今中が、あっけなく殺された。 こんな理不尽な殺人さえ、合法だという。 いや、理不尽な殺人劇は、これから始まるのだ。自分達の手によって…… どうする?どうすればいい?ここから逃げ出す方法は無いのか? 誰もが、戦うことなく生き延びる方法を自問自答していた。 と、その時、星野が宣誓文書を読むのをピタリと止めた。 「……どうやら、俺の話を聞いてない奴がいるな……この野郎!!」 30 名前: 投稿日: 01/09/01 01 26 ID PZai/xNY ……まさか、聞いていないのを悟られたのでは? 選手達は、恐る恐る星野の視線の先を辿った。 星野が見ていた先……そこには、オジー・ティモンズとメルビン・バンチの姿があった。 ティモンズはまだ睡眠薬が効いているらしく、眠ったままだった。 それをバンチが必死になって起こそうとしている。 「……ヘイ、オジー!起きろ!永遠に寝る事になるかも知れないぞ……オジー!」 バンチは、星野を刺激しないように、小声で呼び掛けながらティモンズの肩を揺すっていた。 その呼びかけに応じたのか、ティモンズがようやく目を覚ます。 「……あれ?メルビン。グッモーニン!。一体どうした?」 まだ現状を把握していない彼の一言が、教室中に響き渡った。 誰かの呟く声がした。 「……だめっ!」 次の瞬間、猪木は小さなリモコンの様な物を取り出すと、ティモンズに向けてそれを「ピッ」と鳴らした。 ピピピピ、ピピピピ…… 何処からともなく、アラーム警告音が聴こえる。 「ヘイメルビン、目覚まし時計でもセットしてるのかい? 外はまだ、夜じゃないのか?!ミーは寝てないんだよ……」 まだ寝ぼけているのか、ティモンズは緊迫した現状に気付いていなかった。 「なに言ってんだよ、オジー!今はそれどころじゃ……オジー?」 バンチは、異変に気付いた。 警告音の発信元が、異常に近いのだ。 しかもそれは、ティモンズの体内――頭の中から聴こえている。 「まさか……ヘイボス!オジーに何をしたんだ!?」 バンチの追及に、星野は落ち着いた調子で答える。 「コイツに限った事ではない、お前達には、眠っている間に、『装置』を埋め込ませてもらった。 なあに、最新技術を駆使したマイクロサイズの物だ。違和感は感じないだろう? それから、これには位置特定の為の発信機と、自爆装置がセットされている。 指定の制限時間をオーバーしたり、プログラムの進行を著しく妨害した場合には……」 「What……?」 バンチは、唾をゴクリと呑んだ。まさか、そんなこと…… そして、一番聴きたくない言葉が、星野の口から発せられた。 「爆発する」 31 名前: 投稿日: 01/09/01 01 39 ID PZai/xNY ピピピピピピピピ…… 警告音の間隔が短くなってゆく。 悪魔のカウントダウンに、静かだった教室が再びざわつき始めた。 しかし、当のティモンズ本人は、まだこの危機的状況に気付いていなかった。 「みんな起きているのかよ!うるせえよ時計……誰かとめろよな!俺はキレたら恐いよ?」 マウンド上では強気のバンチも今はパニック寸前だった。 親友の命が、あと数秒で消えてしまうかもしれない。 しかし、自分にはそれを止める術が無い。 「オジー……オーマイガッ……」 バンチは、とっさにティモンズの両手を強く握った。 涙がこぼれ落ちて、止まらない。 その涙が、ティモンズの頬へと落ちて行く。「ずっと……ずっと、友達だよ……」 まだ通常の判断力が戻っていないティモンズには、何故バンチが泣いているのか、解らなかった。 しかし、「友達だよ」という言葉だけは、はっきりと聞こえた。 「おい、なに言ってんだ!俺とお前はずっと親友だぜ!」 ティモンズは、いつものように微笑んだ。 その直後―― ぱんっ、という音とともに、ティモンズの側頭部が弾けた。 バンチの顔が返り血を浴び、真っ赤に染まる。 瞬間、教室中が再び悲鳴に包まれた。 人の命が奪われた瞬間を目撃した以上、それは今中の時とは比較にならない状況だった。 「お前ら!静かにしないか!」 星野の忠告も、もはや届かない。 ある者は泣き叫び、ある者は気を失い、ある者は何度も嘔吐を繰り返した。 そんな混沌とした中、バンチはティモンズの手を握ったまま、動かなかった。 いや、動けなかった。 呆然としたまま握っているティモンズの手には、まだ、温もりが残っていた。 「まだあったかいぜ、オジー……」 49 名前: 投稿日: 01/09/03 02 05 ID 9C6YgCII 「威嚇射撃!」 星野の号令が飛んだ。 それに合わせて、兵士達が一斉に床へ向けてマシンガンを発射する。 ただならぬ轟音とともに、床面のコンクリートが削られ、破片が宙に舞う。 圧倒的な『実弾』の恐怖。 その威力の前に、泣き叫んでいた選手達の動きが一瞬にして止まった。 そして、数秒間の掃射が終わる直前―― 床に跳ね返された弾の一発が、山本昌広の左膝をかすめた。 「痛ッ!」 山本昌は傷口を押さえ、その場にうずくまった。 「――マサさん!!」 その様子を見た中村武志が、慌てて山本昌のもとへと駆け寄る。 「大丈夫ですか!?マサさん!」 武志はそう言うと、ポケットからハンカチを取り出し、それを山本の膝へと巻き付けた。 女房役としての本能か、手際の良い応急処置だ。 「大丈夫だ。かすり傷だから……ありがとう」 山本は苦痛に顔を歪めながらも、武志に礼を言った。 確かに、弾は膝をかすめただけだった。 あと数ミリずれていたら、確実に骨を砕き、歩く事さえ出来なかっただろう。 しかし、弾を受けた際の痺れと出血は『かすり傷』とは比較にならないものだった。 教室が『一応の』平静を取り戻した所で、再び星野が話し始める。 「まったく、お前達は……これ以上、俺の手で参加者を減らしたくない。 しかしまぁ、驚くのも無理はないか。 」 50 名前: 投稿日: 01/09/03 02 08 ID 9C6YgCII この時、川上憲伸は状況を整理し、理解するのに必死だった。 自分は『プログラム』に選ばれた。 間違いなく、『真の強者』をめぐる戦いだ。 ここにいる同僚達と、命を賭けて。 グランド上で見慣れた人や、親友…… 今、隣で震えている小笠原とも、戦うかもしれない。 そんな、そんなこと……わからない、どうすればいいんだ…… 冷静な判断をする為に、現状を整理するつもりだった。 しかし、考えれば考える程、気持ちは混乱してゆく。 頼む、誰か、助けて…… だが、そんな川上の願いを無視するように、星野の宣誓が響き渡った。 「ではこれより、プログラムを開始する! 制限時間は三日間。中日ドラゴンズ室内練習場半径10キロ全域が戦闘エリアとなる。 勿論、市民の退避は完了している。 お前達の家族にも既に連絡済だ。後悔の無い様、思う存分やりたまえ!」 51 名前: 投稿日: 01/09/03 02 08 ID 9C6YgCII 出発の順番は背番号順だった。 「それでは、最初に出発する者の名前を発表する……背番号0番、森章剛」 全員の視線が、彼に集中する。 「は、はいッ!」 まだあどけない表情を残すショーゴーは、上ずった声で返事をし、立ち上がった。 そして、顔を強張らせながら教室の出口へと進む。 「私物の持参は自由だが、くれぐれも『お荷物』にならないよう、注意しろ。 それから、出口で支給するデイパックには、武器がランダムで入っている。 有効に活用し、円滑にプログラムを進めて貰いたい。以上だ」 ショーゴーは出口でデイパックを受け取ると、教室内へ向き直り、深々と一礼をした。 そして、一目散に外へと駆けて行く。 次の生徒の出発は2分後だ。 「次は……背番号1番、福留孝介」 「ハ、ハイ!!」 福留は選手達を一瞥した後、デイパックを受け取り、 練習では見せない程の猛ダッシュで外へ駆けて行った。 皆一様に怖がっていたが、中には「やる気」になっている選手がいるかもしれない。 特に福留の場合、度重なるエラーで皆、不信感を抱く者ばかりだ。 心を許せる人間が居ないことが、福留の不安感を更に増大させていた。 早くここから離れなければ…… その言葉だけが、福留の心を支配していた。 教室では、3番目に出発する選手の名が呼ばれた。 「それでは、次、……背番号2番、荒木雅博」 荒木は「はいっ」と返事をして立ち上がったものの、一歩が踏み出せない。 「大切な人達」のことが気になって、傍に居たくて、仕方なかった リーダー格の山本昌と、憧れの立浪さん。 立浪は泣き止んでこそいたものの、ずっと俯いたままだ。 そして山本昌は、傷を負った左足を、ずっと押さえている。 どうしよう……ふたりを放って行くなんて、出来ない…… 迷う事が許されない状況の中、荒木は出発すべきか迷っていた。 その時、なかなか動こうとしない荒木に気付いた山本が、微笑みながら声を掛けた。 「荒木……俺なら、大丈夫だから……」 60 名前: てきとーに作ってみた 投稿日: 01/09/05 17 47 ID 9A.DPXx. 「マサさん……」 荒木の顔が、徐々に崩れてくる。 離れたくない。でも、離れなければならない。 そして山本昌の言葉は、別離への選択を迫る言葉。 わかってる。わかってるけど、その一歩がどうしても踏み出せない。 「トラ、早くしろ!」 星野は冷徹に、出発を促す。 「はい……」 荒木は力無く答えた。そしてゆっくりと出口へ向かって歩き始めた。 「次は……タツ、お前だな」 うな垂れる立浪に向かって、星野が見下ろしながら話し掛ける。 立浪は動かなかった、いや動けなかった。 チームリーダーの自分がここであっさりと出て行ける訳がない。 立浪は冷徹な星野の眼を見つめながら、そして目に涙を浮かべながら語りかけた。 「監督……無理です………俺には出来ません…… この間まで一緒に戦って来たチームメイトじゃないですか! それを今から殺し合えなんて……」 ピピピピピピピピピ………… 嫌な音が室内に響き渡る。星野の手には先程ティモンズを虐殺した装置が握られていた。 66 名前: 原作知らないけど書いた 投稿日: 01/09/07 19 47 ID wOlqnoy2 勝手に書いちゃった。ちょっと長い 「監督、殺すなら殺してください。 チームメイトを殺すぐらいなら死んだほうがましです。」 「・・・・・・・・。」 「・・・・・そこまでいうならチャンスをやろう。」 星野のその言葉にみな反応した。 星野は続けた。 「俺もこのゲームに参加しよう。俺を殺した時点でこのゲームは 終了だ。」 立浪が答えた。 「そ、そんな・・・。監督を殺すなんて・・。」 「ならチームメイトを殺すか?ん?」 「うっ・・・・」 立浪は言葉を詰まらせた 「決まりだな。ほれ、残りの選手は早く武器をとり、さっさと外へ出ろ。 最後に俺が出る。」 立浪が外に出た。そこには小さくちぢこまって震えているショーゴーがいた。 「・・・どうしたんだ、ショーゴー。」 ショーゴーは答えた。 「俺、さっきの話聞いてました。監督を殺せばたすかるって。それで、みんなで ここで待ち伏せしてかんとくを殺そうと思って・・。それを立浪さんに 話したかったんです・・・。」 「ショーゴー、おまえ・・・・。」 「俺もそう思います。」 立浪の後ろに、いつのまにか渡辺がいた。 「ここでみんなを集めて最後に出てくる監督を殺りましょう。」 「・・・・・・・・・わかった・・・・・。」 立浪はちから無くうなずいた。 「・・・ところで福留はどこへいったんだ。」 ショーゴーは言った。 「ふ、福留さんは・・・すごい形相でどこかへいってしまいました・・・・。」 「そうか・・・。仕方ないな。」 68 名前: 続き 投稿日: 01/09/07 19 57 ID wOlqnoy2 ほぼ全員の選手が、出口付近に隠れていた。 中村がいった。 「いいか、監督がきたら、いっせいに銃を撃て。変に同情はするな。」 立浪は考えていた。このゲームのあとチームがどうなってしまうのか。 本当に監督を殺していいのか・・・。 「来たぞ」 ・・・・・・・・・・・・・・・・。 人影が出口に現れた瞬間、銃を一斉に乱射した。 あたりは煙に包まれた。 「やったのか?」 69 名前: 投稿日: 01/09/07 20 29 ID asMdDTnA 静まり返る辺り。 立波はその手に確かな手ごたえを感じた。 しかしそこにあった人影は・・ 「福留ぇぇぇぇぇ!!」 70 名前: 投稿日: 01/09/07 20 39 ID CsqtUdI. 66 すいません、ショーゴーはトップで部屋出たんですけど 71 名前: | 投稿日: 01/09/07 20 45 ID RboflR4k 70 外へ出たところにいたんだと思われ 74 名前: 星野 投稿日: 01/09/08 21 09 ID naQeg7dI 「やれやれ、こんなことだと思ったぜ。」 星野が出てきた。 「そ、そんななぜ福留がここに・・・」 「俺はしらねえよ。なあ、ショーゴー。」 「お、おまえがやったのか?」 「・・・・・・。」 星野はいった。 「仕方ねえよ。こういうゲームなんだから。」 突然、誰かが星野に飛びかかった。立浪だ。ナイフで星野を刺そうとした。 しかし、立浪よりも早く星野の刀が立浪を貫いていた。 「ウボァ!」 立浪は血を吹いた。 「タツさ--------ん!!!!!!」 75 名前: ドメ 投稿日: 01/09/08 21 17 ID naQeg7dI [・・・ε・・・;]「ショーゴーに殺されるなんて・・・鬱だ。」 84 名前: こんな感じか? 投稿日: 01/09/11 11 32 ID 4A.pXFr 死亡者:今中慎二、ティモンズ、福留孝介、立浪和義 生存者:星野仙一、ショーゴー、荒木雅博、ゴメス、渡辺博幸、テル、波留敏夫、川上憲伸、 岩瀬仁紀、森野将彦、武田一浩、ギャラード、中山裕章、川崎憲次郎、 正津英志、山崎武司、関川浩一、遠藤政隆、落合英二、中里篤史、前田幸長、 山本昌、鈴木郁洋、中村武志、清水清人、朝倉健太、バンチ、小笠原孝、野口茂樹、 井端弘和、神野純一、大西崇之、大豊泰昭、井上一樹 残り34人 86 名前: 誰も書かないなら書いちゃうよ.. 投稿日: 01/09/11 12 31 ID bT9hRCgM 星野は倒れた立浪を見下ろし、 「タツもバカな男だ。俺が今までかわいがってやったのにな。」 そしてショーゴーのほうを向き、 「しかし、ショーゴーも上手くやったもんだ。福留を殺せば、 レギュラーの座が近くなるもんな。」 「……」 「お前たちの中にもショーゴーと同じ考えを持っている奴いるんじゃないか?」 その瞬間、不穏な空気が流れた。 『この中に俺を殺そうとする奴が……』 みな、不安と動揺が入り混じっていた。 「ここはもうすぐ禁止エリアになる。早く逃げんとティモみたいになるぞ。 もしくは、福留のように仲間に殺されてしまうかもな。」 それを聞いた選手は一人、二人と消えていき、 最後には星野とショーゴーだけとなった。 「お前のおかげでゲームが進んだよ、礼を言う。そしてご褒美だ。」 ぱんっ、という音とともにショーゴーはこの世を去った。 88 名前: 投稿日: 01/09/11 13 51 ID ic8KR/5w 森野は建物のかげに隠れ、獲物を狙っていた。 「ククク・・」 すでに森野の精神状態はいかれていた。ただの殺人マシンだ。 「ククク・・。きたな・・・。」 森野の視線の先には、シーズン途中にベイから来た波留がいた。 思えば波留の前に8をつけていたのは、森野だった。 その番号を新参者に奪われた。森野は以前も李に7を奪われており、 もはや我慢できなかった。今ドラフトの注目投手、寺原隼人が中日入りすれば、 今の16まで奪われるかもしれない。 「奪われる前に、奪ってやる。」 森野は、そんなくだらない恨みで波留を殺そうとしていた。 そして、銃は波留に向けた。次の瞬間、血が飛び散った。 「やったぜえ!」 森野は、波留のなきがらが着ていたユニホームから「8」の番号をはがした。 「この番号はおれのものだあ!」 パン、という音とともに森野のひたいに穴があいた。 森野は、波留のなきがらの上に重なり、冷たくなった。 89 名前: 投稿日: 01/09/11 14 00 ID ic8KR/5w 森野を撃ったのは山崎武司だった。 「こんなところで大声出してたら、撃たずにはいられんな」 と、山崎は微笑んだ。 山崎が去った後、川上と小笠原が現れた。 「川上さん、あれは・・・?」 「・・・・人が死んでいる・・・・」 「え?」 川上は言った。 「見てみよう」 「い、いやですよ。」 嫌がる小笠原をつれ、死体のところへ行った。 血まみれの森野と波留を見て、 「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」 小笠原は逃げ出した。 「おい、待てよ。」 川上は後を追った。 91 名前: 90 投稿日: 01/09/11 14 06 ID qeRgRhmE スマン。死亡者書き忘れた。 死亡者:今中慎二、ティモンズ、福留孝介、立浪和義、ショーゴー、 波留敏夫、森野将彦 生存者:星野仙一、荒木雅博、ゴメス、渡辺博幸、テル、川上憲伸、 岩瀬仁紀、武田一浩、ギャラード、中山裕章、川崎憲次郎、正津英志、 山崎武司、関川浩一、遠藤政隆、落合英二、中里篤史、前田幸長、 山本昌、鈴木郁洋、中村武志、清水清人、朝倉健太、バンチ、小笠原孝、 野口茂樹、井端弘和、神野純一、大西崇之、大豊泰昭、井上一樹 残り31人 97 名前: 荒木雅博 投稿日: 01/09/11 15 05 ID qeRgRhmE 荒木は一人颯爽と走っていた。 「立浪さん……」 彼が憧れていた立浪が星野に殺されたのである。 「立浪さんの敵は絶対に討つ。そのためには信頼できる仲間が……」 彼の脳裏には井端弘和の顔が浮かんでいた。 最近1・2番コンビで活躍し、信頼できる人間の一人だ。 「あいつならわかってくれる。かならず……」 荒木は闇の中に消えていった。 98 名前: 無視しても可 投稿日: 01/09/11 15 36 ID u89euKvI 荒木雅博と井端弘和は、二人で北の崖で落ち合った。 「良かった。無事だったのね弘和君」 「最後に雅博に会いたかったわ」 「あなたと一緒なら何も怖くない」 「あたしもよ」 その時、近くで人の気配がした。 「いこっか、弘和君」 「あたしたち、永遠にいっしょよ」 二人は抱き合って崖下に飛び降りた。 99 名前: 投稿日: 01/09/11 15 44 ID u89euKvI 「はあ、はあ………」 井端は夢を見た。 荒木とともに崖下に落ちる夢を……。 「寝ちまったのか……」 小さな小屋の中に井端はいた。 「荒木……荒木にあいたい……。 あいつならわかってくれる。かならず……」 103 名前: 本編? 投稿日: 01/09/12 00 41 ID .SvolkHY テルは走っていた。 「もし、はなればなれになったら北の端で会おう。」という手紙を手に。 『昔から一緒に行動していたあの人がいる。』 テルはそう思いながら森を抜けると、視界が開け、一人の男がたたずんでいた。 「遅いじゃないか、テル」 「スミマセン、セキさん。で、これからどうするんですか?仲間でも集めて監督殺すんですか?」 セキさんこと、関川浩一は首を振った。 「え、じゃあなにを……」 関川はテルの言葉を遮って言った。 「あのなテル、俺は阪神に捨てられ監督に拾われたようなものだ。 優勝したときはチームのみんなはよくしてくれたけど、 一度調子を落とすとみんな白い目で俺を見ていた。監督もだ。 だから……だから……」 104 名前: 本編?2 投稿日: 01/09/12 00 51 ID .SvolkHY 「だからなんなんですか?」 テルは恐る恐る聞いた。 「俺はこのゲームに乗ってみんなを見返してやる!!」 言い終ったと同時に隠し持っていたウージーサブマシンガンを放った。 テルは反撃するまもなく全身に穴があいていた。 「セ…キ‥さん……なん‥で………」 その言葉は力なく、意識の中でつぶやかれていた。 関川は倒れているテルに目もくれず、ゆっくりと去っていった。 106 名前: 投稿日: 01/09/12 19 28 ID WdT/zZ7k 中村と山本昌は、暗い茂みの中を歩いていた。 「…昌さん、大丈夫っすか?」 「…ああ、大丈夫だ…。」 顔は笑っているが、ひざのまわりのズボンが血でどす黒くなっていた。 相当な負担がひざにかかっているようだ。 「ちょっと休みましょうか…?」 中村はすすめたが、 「いや、止まっていると銃の標的になる。足よりも命が大事だ。」 「………」 ガサッ…… どこからか音がした。 「……誰か来ますよ。」 二人は後ろを振り返った。 遠くに銃をもった奴がいる。誰かはわからない。 「昌さん、ペース上げれますか?」 「……無理だ。」 中村の顔が暗くなる。 「武志、俺をおいて逃げろ。もう俺は無理だ。おまえ一人でも助かれ。」 「な、な、なにいってるんですか!」 「!!」 後ろの敵がこちらにきずいたようだ。 「もう俺の足が言うことを聞かない。おまえだけでも逃げ・・」 「パー―ン!」 中村が昌を平手打ちした。その顔は涙と鼻水でぐしゃぐしゃになっていった。 「こ、こんなゲームでなんで昌さんが死ななきゃならんのですか!」 「武志…。たとえこのままおまえが残っても俺は確実に殺される。 おまえも無駄死にだぞ…。」 「……」 「ヒヒヒヒヒヒヒ・・・・」 「どうやら最後のときが来たようだ。武志、死ぬなよ。」 「…昌さんもお元気で…。」 中村は行った。そして山本昌に殺人鬼が近寄ってきた… 108 名前: 106じゃないけど 投稿日: 01/09/13 15 19 ID nD74/abw 中村は走った。 『でも…やはり昌さんを置いていくには……』 中村は立ち止まり、そして来た道を引き返した。 そのころ‥‥ 「ヒヒヒヒヒヒ‥‥」 「ヒヒヒヒヒヒ‥‥」 山本昌に徐々に忍び寄る殺人鬼の声。 『武志は上手く逃げられただろうか…。』 ガサガサッという音と同時に姿をあらわした。刀を握り締めている男が…… 「武田!!」 「みんなを、こ、殺して、生きて帰るんだ、み、みんなを…」 「武田っ!!さっきお前、『監督殺してみんなで名古屋に帰ろう』って 言ったじゃないか!!」 『監督を殺して……?』武田の動きが止まった。 109 名前: 108続き 投稿日: 01/09/13 15 36 ID nD74/abw 「武田?」 昌は恐る恐る声をかけた。 時間が静かに流れていく。 「……大丈夫だよ、昌。もう大丈夫だから…… みんなと協力してこのゲームを終わらせる。そして、 それをまとめるのが俺らベテランの仕事だよな。」 「よかった…武田‥‥」 昌が声をかけるとほとんど同時だった。 ぱんっと何かがはじけた音とともに武田が倒れた。 「武田?」 昌は倒れている武田に近寄った。 「おい!!武田!しっかりしろ!!」 そして、横からガサガサッと音がした。 110 名前: 投稿日: 01/09/13 15 47 ID 7DbQ4uI6 「武志!!」 昌が音のした方を見てみるとそこには銃を握り締めた 武志の姿があった。 「武志!どうして・・。どうして武田さんを撃ったんだ! 武田さんは正気を取り戻して協力してくれると言ってくれたのに!」 「…昌、武田の手にもっているものをよく見てみろ。」 「手? ・・!?」 武田の手には小型のサイレンサーが今にも火をふきそうな 様子で握り締められていた。 「そうだ、昌。こいつはおまえが油断をした隙を狙っていたのだ。」 111 名前: 109の続き 投稿日: 01/09/13 15 56 ID S7kNhuzk 「昌さん!!大丈夫ですか!!」 現れたのは山崎だった。 「ああ、でも武田が……」 と言いかけたとき昌の目に止まったのは、 山崎の右手に握られている銃だ。 「おまえ……まさか‥‥」 「仕方がなかったんです…でもあのままだと昌さんが‥‥」 「あいつはもう殺す気なんかなかったんだ!!あいつはわかってくれた!! 何も殺す事はないだろう!!」 山崎はため息をつき銃口を昌に向けた。 ぱんっと乾いた音がして昌の額に穴があいた。 山崎は銃口からまだ煙の出ているコルトガバメントをおろすと 「確かに昌さんの言う通り、わかってくれたんでしょう。」 山崎は倒れている昌の耳元に口を近づけ、 「あんたを殺すのをやめそうだったから、俺が殺したんだよ。」 115 名前: 69110 投稿日: 01/09/13 17 36 ID 9XJacCFM 死亡者:テル、武田一浩 生存者:星野仙一、荒木雅博、ゴメス、渡辺博幸、川上憲伸、 岩瀬仁紀、ギャラード、中山裕章、川崎憲次郎、正津英志、 山崎武司、関川浩一、遠藤政隆、落合英二、中里篤史、 前田幸長、山本昌、鈴木郁洋、中村武志、清水清人、 朝倉健太、バンチ、小笠原孝、 野口茂樹、井端弘和、 神野純一、大西崇之、大豊泰昭、井上一樹 残り29人 117 名前: 投稿日: 01/09/13 18 19 ID h/lyzj9o 朝倉健太と中里篤史は、二人で北の崖で落ち合った。 「良かった。無事だったのね健太君」 「最後に篤史に会いたかったわ」 「あなたと一緒なら何も怖くない」 「あたしもよ」 その時、近くで人の気配がした。 「いこっか、健太君」 「あたしたち、永遠にいっしょよ」 二人は抱き合って崖下に飛び降りた。 120 名前: 代打名無し 投稿日: 01/09/13 18 24 ID xS/ZVVeY 117 その時、近くで人の気配がした。 この「人」が誰かが気になる・・・。 121 名前: 星野1001 投稿日: 01/09/13 18 51 ID ZAZS1X72 朝倉と中里が落ちていくのを、遠藤は呆然と見ていた。 まさか、この二人は、俺が来たの気付いたから逝ってしまったのか? そんなばかな……。 俺はいったいどうすればいいんだ? 人を殺さなければいけないのか? 今までともに戦ってきた仲間をか? そんなことできるはずが無い。 俺は混乱した。 「誰か教えてくれぇぇぇぇぇ!」 「俺が教えてやるよ」 「えっ?」 パンッ 遠藤は倒れた。そこに遠藤を撃った正津が近づく。 「…正津…?」 「こういうことなんだよっ!」 パンッ 再び銃声がなった瞬間、遠藤は絶命した。 「仲間を殺す。それしかないんだよ、遠藤。」 正津は言った。 122 名前: 星野1001 投稿日: 01/09/13 19 44 ID k6diNPzA 久々に憲伸編 「はあ、はあ……。小笠原の奴どこへ行ったんだ…。」 川上は小笠原を探していた。ふと視線の先に小屋が見えた。 (…あそこで今夜は休むか…) 「ガチャ」 ガサッ 「ん?誰かいるのか?」 憲伸は奥へ進んだ。井端がそこに隠れていた。 「何だ、井端かよ。」 「憲伸……」 「井端、俺もここで休ませてくれ。」 「待て」 「ん、なんだ?」 「その手に持っている物騒なものを捨てろ。俺も捨てる。」 憲伸はいつのまにか銃の引き金を握っていた。誰かわからなかったので、 反射的に銃を握っていたようだ。自分が仲間を信じきれていないのが悲しくなった。 「……わかった」お互い武器を捨てた。 長い夜が訪れた。 123 名前: 投稿日: 01/09/13 19 53 ID k6diNPzA 小笠原は木の向こうに人影を見た。荒木である。 (もう誰も信じられん。逃げなければ。) しかし、荒木がきづいた。 「だれだっ!」 「うわああああああ!」 「待ってくださいよ。小笠原さん。俺は戦う気なんてありません。」 小笠原は逃げようとしたが、荒木のその言葉に足が止まった。 「……小笠原さん、みんなで協力して監督を殺しましょう。」 「そ、それはさっき失敗しただろ。」 「いくら監督でも二度目はやってこないと思っているでしょう。 みんなに停戦を指示しましょう。」 「そ、そ、そんなことしたら的の標的になるだけだぞ!」 「大丈夫です。みんな人を殺せるような人たちじゃない、言えばかならずわかって くれます。仲間を信じましょう。」 「わかった…。」 「あそこの丘から、みんなに伝えましょう。」 124 名前: 69110 投稿日: 01/09/13 19 59 ID qS55yGw. 「ところで憲伸、荒木を見ませんでしたか?」 「いや、見ていないが?」 「そうか…。あいつなら俺に協力してくれるはずなんだが・・。」 長い沈黙。 さすがにこのような状態で談笑などできるはずもなかった。 二人の間を静寂がつつむ。 そのとき外で茂みがゆれる物音がした。 「!?」 125 名前: 投稿日: 01/09/13 19 59 ID k6diNPzA 「みなさ--------ん!戦いを止めてください! 俺たち戦う気は無いんです。みんなで協力して監督を倒しましょう!」 その声は小屋の中の川上たちにも聞こえた。 「荒木の声だ。」 「あいつ…何やってんだ!殺されるだけだぞ!」 「みなさ――――ん!戦うのをやめてくださ――――い!」 「小笠原、あいつまで…。」 パンッ… 「ぐあああああ」 荒木の叫び声が聞こえた。 126 名前: 69110 投稿日: 01/09/13 20 09 ID qS55yGw. 「荒木!!」 「クッ、何とか大丈夫だ。だが右腕をやられたらしい。」 「一体誰が?」 パンッ・・ また響く銃声。 「荒木、あそこに小屋がある。ひとまずそこへ避難しよう。」 127 名前: 投稿日: 01/09/13 20 19 ID PYjb.bqo 「チッ、弾切れか。運のいい奴らめ。だが残り少ない命、十分に楽しむがいい。」 関川は微笑んだ。 128 名前: 投稿日: 01/09/13 20 22 ID PYjb.bqo 死亡者:遠藤政隆、中里篤史、朝倉健太 生存者:星野仙一、荒木雅博、ゴメス、渡辺博幸、川上憲伸、 岩瀬仁紀、ギャラード、中山裕章、川崎憲次郎、正津英志、 山崎武司、関川浩一、落合英二、前田幸長、 山本昌、鈴木郁洋、中村武志、清水清人、 バンチ、小笠原孝、 野口茂樹、井端弘和、 神野純一、大西崇之、大豊泰昭、井上一樹 残り26人 130 名前: 若松勉 投稿日: 01/09/13 20 45 ID PYjb.bqo 若松はヤクルトナインともども、優勝旅行でハワイにきていた。 浜辺で遊ぶ選手たちを見て、若松は満面の笑みを浮かべていた。 「ピー―ヒャララ~~~」 若松の携帯から東京音頭がながれた。 ピッ 「……何だ、仙ちゃんか?何のようだ?」 「よう、ハワイを満喫してるか?ところで、見せたい映像があるんだが…… 今からそっちに映像を送る。内容は…………」 「……」 夜、若松は選手たちをロビーに集めた。 「えー諸君、きょうは君たちに面白い映画を見せよう。」 「何なんですか、監督」 古田が尋ねた。 「まあ慌てるな古田。見てからのお楽しみだ。始まるぞ」 中日ドラゴンズ ~~~~~ バトルロワイヤル~~~~~ In 名古屋 132 名前: 69110 投稿日: 01/09/13 22 33 ID /VPfKgiQ 憲伸と小笠原は銃声がする中小屋に身を潜めていた。 そして静寂・・。 「すごい銃声がしたがあいつら大丈夫だろうか?」 「荒木・・。」 井端は荒木の事が心配だった。 「憲伸、俺荒木の事見てきます。」 「やめておけ。さっき銃をぶっ放したやつがまだ外にいるかもしれないぞ。 それにさっきの叢がゆれる音も気になる。」 「それでも荒木の事が気になるんです。」 「そうか・・。それじゃあ俺はこの小屋で待機して安全を確保 しておくから荒木と小笠原を見つけたらすぐにここにつれてくるんだ。」 「わかりました。」 133 名前: 69110 投稿日: 01/09/13 22 40 ID /VPfKgiQ 荒木のことを考え無我夢中で丘に向かって走る井端。 ガサガサ・・。 「荒木か!?」 ・・ ・・・・・・ バンッ・・・ 「わッ!!」 思わず側の木に駆け寄る井端。 玉の放たれた方向を覗いてみるとそこにいたのは小笠原と 右手を怪我した荒木だった。 「荒木、おれだ、井端だ。」 「井端?」 「そうだ。俺はおまえを売ったりしない、分かるだろ? 近くに安全な小屋を確保してある。そこまで行こう。」 134 名前: 69110 投稿日: 01/09/13 22 49 ID /VPfKgiQ そのころ川上は小屋で一人息を潜めていた。 ガサガサ・・ 「井端?それにしては早いな・・。」 トントン・・ ドアをノックする音。 「誰だ?」 「俺だ、神野だ。関川に撃たれて怪我をしちまった。 かくまってくれ。」 「今あけます。」 ギギィ・・ 「ふぅ。助かったよ、憲伸。」 神野は左肩を怪我していた。 「何とかその傷口を止血しないと・・。」 「そうだ、憲伸。ちょっとこの傷口をこの布で抑えててくれないか?」 「分かりました。」 憲伸が神野の下へと近づいていく。 その手にナイフが握られているとも知らずに・・。 135 名前: 69110 投稿日: 01/09/13 22 56 ID /VPfKgiQ 「死ね、川上!!」 「!!」 ・・・・ バタッ・・・ 憲伸は大量の血を見た。 しかしそれが自分の血でないことにすぐに気が付いた。 憲伸は顔を上げてみた。 「井端!?」 そこには川上が刺される間一髪のところで神野に突き立てた 血まみれのナイフを持った井端が立っていた。 140 名前: 1001 投稿日: 01/09/14 16 28 ID 2LcNl8.I 「パンッ!」遠くのほうで銃声が聞こえてくる。 「フッ、順調に進んでいるようじゃな。」 星野はそうつぶやき、隠れていた穴から出てきた。 「ではそろそろ動くとするかな。しかし、 さっきから誰かにつけられておる気がするが……まあいい。」 星野は銃声が聞こえてきたほうに進んだ。 そして、サバイバルナイフを持った渡辺がこっそりとつけていた。 141 名前: 代打名無し 投稿日: 01/09/14 16 55 ID zyZdc2wc 井上は追いつめられていた。 「はぁはぁ……」 走るのに疲れ、井上は足を止める。 静かな森の中。膝に手を突き、呼吸を整えていると、突然――。 カサカサッ と、背後から木をかきわける音がする。 奴だ。 「何でなんすかあ! 何でなんすかあ!」 井上は振り返り、姿の見えない追跡者に向かって怒鳴る。 「うるせえ! お前さえ、お前さえいなけりゃあ……」 木の葉の向こうから返ってくる聞き慣れた声。 井上は再び走り始める。 142 名前: 代打名無し 投稿日: 01/09/14 16 56 ID zyZdc2wc 「はぁはぁ……」 軟らかい土を踏み、木々の間を通り、獣道すらない森を走り抜ける。 「お前だって、お前だって、俺と同じじゃねえか!」 井上を追い抜いていく後ろからの声。 井上は耳を塞いだ。 「なのに、何でお前だけ、お前だけぇ!」 大声を張り上げながら、追跡者は執拗に追ってくる。 耳を覆う手のひらを突き抜け、その声は井上の鼓膜に届く。 「何でっ、何で……」 恐怖に追い立てられ、井上は走る。 パッ――と視界が開けた。 「小屋……?」 森の中の小さな広場――井上が見ているのはそこに建てられた小屋だ。 143 名前: 代打名無し 投稿日: 01/09/14 16 56 ID zyZdc2wc 「もう逃げなくてもいいのか?」 後ろから投げかけられるかすれた声。 井上は小屋の外壁に張り付いた。 「何で! 何でなんすかあ!」 森から出てきた追跡者に、井上が叫ぶ。 「お前さえ、お前さえ……」 姿を現した追跡者は、手に持ったウージーマシンガンを構える。 「お前さえいなければ!」 銃口が火を噴き、井上は体中に穴を開けられて崩れ落ちた。 「何でなんすか……」 井上の意識は急速に闇へと沈んでいく。 「何でなんすか……大豊さん……」 144 名前: 代打名無し 投稿日: 01/09/14 17 15 ID zyZdc2wc 「お前だって同じじゃねえか……。なのに、何でお前だけ……」 大豊は息絶えた井上を見下ろしながら呟く。小屋の壁にもたれて座っている 井上の死体。薄目を開けたその向こうに、光の消えた瞳がある。 「何で、何でお前だけ……っ――」 パパパパパパッとくぐもった銃声。大豊の目の前にあった壁に、続けざまに 小さな無数の穴が開く。 「うくっ……小屋の中に……。誰……だ……」 血が溢れる胸を抑え、大豊は仰向けに倒れた。 「何で井上だけ――って?」 小屋の中から出てきた人物は陽気な声を発した。 「山崎……」 山崎武司だ。 145 名前: 代打名無し 投稿日: 01/09/14 17 16 ID zyZdc2wc 「それはね、大豊さん――」 山崎は大豊にサブマシンガンを向ける。重傷を負い倒れた大豊は、指一本動かす 力も残っていなかった。 「守る場所がないからですよっ」 大豊の胸に開いた穴が増え、広場には静寂が戻る。 「さて……。小屋の中の奴らはどこにいったのやら……。とにかく、俺の出番を 奪う奴は生かしちゃおかねえぜ」 山崎はにやにやと笑った。 146 名前: 代打名無し 投稿日: 01/09/14 17 21 ID zyZdc2wc 死亡者:大豊泰昭、井上一樹 生存者:星野仙一、荒木雅博、ゴメス、渡辺博幸、川上憲伸、 岩瀬仁紀、ギャラード、中山裕章、川崎憲次郎、正津英志、 山崎武司、関川浩一、落合英二、前田幸長、 山本昌、鈴木郁洋、中村武志、清水清人、 バンチ、小笠原孝、 野口茂樹、井端弘和、 神野純一、大西崇之 残り24人 147 名前: 140の続き 投稿日: 01/09/14 17 27 ID 2LcNl8.I 渡辺の頭の中には星野を倒す事でいっぱいだった。 『もうやる気になっている奴がいる今、 仲間と協力する事はできない。久慈さんがあんなことになるなんて…』 一定の間合いで星野を追う。 『久慈さんをあっさり殺す関川さん…他にもそういう奴がいるだろう。 だったら俺一人でどうにかしなければ……』 たどり着いた先は崖のようなところだった。 そこには遠藤が倒れている。星野はその遠藤の様子を見ているようだ。 『なぜ、監督はこんなところに来たのだろう?』 そんな疑問が渡辺の頭に浮かんできた。 『まあいい、ここでやるしかない。』 渡辺はナイフ片手に星野に近づいた。 そのとき、横からパララララという音が聞こえ、渡辺の側頭部を吹き飛ばした。 「やっぱりいるとおもったよ。」 星野は振り向き、その男に声をかけた。 マシンガンを携えた関川がそこに立っていた。 148 名前: 投稿日: 01/09/14 17 29 ID GGlboZSw 神野も死んだよな? 死亡者:大豊泰昭、井上一樹、神野純一 生存者:星野仙一、荒木雅博、ゴメス、渡辺博幸、川上憲伸、 岩瀬仁紀、ギャラード、中山裕章、川崎憲次郎、正津英志、 山崎武司、関川浩一、落合英二、前田幸長、 山本昌、鈴木郁洋、中村武志、清水清人、 バンチ、小笠原孝、 野口茂樹、井端弘和、 大西崇之 残り23人 149 名前: 147の続き 投稿日: 01/09/14 17 34 ID 2LcNl8.I 「まだ俺は殺さないよな。なぜならお前はまだやることがあるからな。 もし、最後まで残っていたら俺と勝負してやるよ。それまで生きろよ。」 星野はそういって立ち去っていった。 関川も渡辺の死体を眺め、しばらくするといずこかへ消えた。 154 名前: 診療所にて 投稿日: 01/09/15 01 18 ID jlVGopcQ 「昌さん、もう少しですから。」 「うん、わかったよ。」 中村と昌はたった一つしかない診療所に向かっていた。 「やっとつきましたね、昌さんちょっと待っててください。様子を見てきますから。」 「わかった。気をつけろよ」 しばらくして…… 「昌さん、中には誰もいないようです。今のうちに。」 「よし、いこう。」 一方、川上、小笠原、井端、荒木も診療所のほうに向かっていた。 「荒木、もう少ししたら診療所だ。そこならまともな手当てができる。 それまで辛抱しろ。」 「これくらいなんともありませんよ、川上さん。」 「そんな事言って、野球ができなくなったらどうすんだ! 俺と最強の二遊間ができなくなるだろ!!」 井畑が泣きそうな顔で荒木を叱った。 やがて4人は診療所につき、周りの様子をうかがった。 診療所の周りは誰もいない。しかし、中に人のいる気配がする。 しかも一人ではなく、複数のようだ。 「どうします?」 井端は他の3人にたずねた。 「うーん。みんなで行くのも相手を威圧するし、 かといって一人で行くのも危険だ。どうしようか。」 川上が考え込んでいると、 「じゃあ、2人が診療所に行って、残った2人がここで待機にして、 もし戦闘になったら残った2人が助けに行くようにすればいいじゃないですか。」 小笠原が珍しく意見を述べた。 「いいな、それ。じゃあ、小笠原一緒に来い。井端、荒木を頼む。」 「えっ、俺が行くんですか!?」 「お前が言い出したことだ、早く来いよ。」 川上と小笠原は診療所に近づいていった。 155 名前: 診療所にて2 投稿日: 01/09/15 01 38 ID NUcBgLAs 川上と小笠原は診療所のドア付近まで来た。 「川上です。中に誰かいますか?今、横に小笠原がいますが、 俺たちは戦う気はありません。だから、いたら返事をしてください。」 少し間があって、 「憲伸か?中村だ。今、昌さんといる。 本当にやる気がないなら両手を頭の上まであげて入って来い。」 「わかりました、でも少し待ってください。 近くに井端と怪我をしている荒木がいるんです。」 「じゃあ、連れてきてくれ。」 「わかりました。」 川上は井端たちにこっちに来るようにサインを出した。 井端たちも診療所のドアまでつくと、 「じゃあ、あけるぞ。言っておくが変な動きをしたら遠慮なく撃つからな。」 ドアが開いた。 「入って来い。で、ちょっとボディチェックするからな。悪く思うなよ。」 中村はボディチェックをすませると、 「じゃあ、武器はそこら辺においてくれ。疑ってすまなかった。」 159 名前: 69110 投稿日: 01/09/15 11 29 ID vFoHkbE2 落合と正津が丘で向かい合っていた。 「小笠原と荒木の声賀したので着てみれば正津、おまえがいるとはな。」 「僕もびっくりしましたよ、落合さん。」 「それで正津、おまえ呼びかけに応じにきたのか?」 「それはお互い分かってるでしょ?」 「やはりそうか・・・。ここで出会ってしまったものは仕方がない。 今こそどちらが右の中継ぎエースか決着をつけねば。」 「じゃああの今にも倒れそうな看板が倒れるのが合図だ。」 カチャッ・・ 銃に二人の手の力がこもる。 カラカラ・・バンッ・・!! ・・・・・・・ 先に倒れたのは落合だった。 「お、おまえ防弾チョッキを着てるのか・・・。」 「これくらいのことで死ねないものでね。 落合さん、あなたは僕をライバル視していたようですけど それは違いますよ。」 「・・何?」 「俺の目標は中継ぎエースではなく先発ですから。」 颯爽とその場を去ろうとする正津。 バンッ・・。 銃声。 弾は正津の頭を突き抜けていた。 「な、何・・!?」 「ハァ、ハァ・・」 そこには決死の思いで銃を握り締めた鈴木が立っていた・・。 160 名前: 投稿日: 01/09/15 11 43 ID vFoHkbE2 死亡者:渡辺博幸、落合英二、正津英志、 生存者:星野仙一、荒木雅博、ゴメス、野口茂樹、山本昌、 川上憲伸、岩瀬仁紀、大西崇之、小笠原孝、前田幸長、 ギャラード、中山裕章、川崎憲次郎、バンチ、中村武志、 山崎武司、関川浩一、井端弘和、鈴木郁洋、清水清人、 残り20人 161 名前: 155の続き 投稿日: 01/09/15 13 49 ID LC8Tshkk 「いいんですよ中村さん。こんな状況なら仕方がないですよ。 でも、中村さんのほうも武器しまって下さいよ。」 「ん、ああ、わかった。」 中村は銃をしまうと、 「こっちに来てコーヒーでも飲もう。お前達の話が聞きたいし。」 「わかりました。じゃあ……」 川上は今まであった事を全て話した。 「なるほどな。ということは、 完全にやる気になっている奴がいるんだな。 こっちにもそういうのがいたからな……」 中村は武田に襲われたときの事を話した。 「そうなんですか…そっちも大変でしたね。」 少しの静寂の後、川上は何かを決意したように言った。 「中村さん、昌さん、そして井端、荒木、小笠原。 俺はやる気になっている奴と監督を倒したい。 そして、名古屋に帰って新生ドラゴンズをつくりたい。 その為にはみんなの力が必要なんです。だから、俺に協力してくれませんか?」 「俺は協力してもいいが、他の奴はどうするんだ。やるきがないとみせかけて襲ってくるかもしれないだろ。」 今まで口を閉ざしていた昌が答えた。 「信頼できる人間だけ集め、そして行動しようと思ってます。」 「そうなると誰だ?」 「残っている中では、岩瀬と野口ぐらいだろうな。岩瀬も野口も俺のことを師匠としてみているようだ。」 「そんなこと言ってたな、投手だけだが野手はあまり信用できない。あの2人以外は。」 中村はそう言って荒木と荒木の手当てをしている井端の方を見た。 「あの2人がいなかったら新生ドラゴンズなんかできないしな。」 昌は笑いながら言った。 この空間だけなごやかな時間が流れていた。 162 名前: 69100 投稿日: 01/09/15 14 15 ID Y3nyEFqs バンチとギャラードはとある森の中で対峙していた。 「ギャラード、おまえ多少活躍した程度で年俸を欲張り すぎじゃナイカ?」 「バンチ、おまえこそ一度ノーヒットのーランをかましたくらいで いきがるナヨ!」 「ギャラード、おまえ年俸の話の折り合いがつかなければ 巨人に行くそうじゃナイカ」 「ああ、あそこなら金はいくらでももらえるしナ。」 「まさかおまえがあの巨人に行くほど腐ったヤロウだとは 思わなかったゼ。」 「世の中金がすべてサ!」 「・・・おまえのその愚行だけはそししなければ・・。」 バンチの手元で黒光りする銃器。 パンッパンッパンッ・・!! ・・・…… 銃弾が向かった先はギャラードではなく鬱蒼と茂る木々だった。 「ヘイ!この俺に速球でかてるとおもっているノカ?」 バンチの弾より先にギャラードのナイフがバンチの腕に刺さって いたのだった。 「終わりのときがきたな、バンチ!」 今度はギャラードの手に銃が握られていた。 「これで終わりだ!!」 パババババババババッ・・!! ・・・・・・・・・ しかし倒れたのはギャラードだった。 「だ、だれだ!?」 ギャラードの後ろにはウージ・サブマシンガンを手にした ゴメスが立っていた。 163 名前: 69100 投稿日: 01/09/15 14 24 ID Y3nyEFqs 「ゴメス!!」 バンチは喜びと安堵の声を上げた。 「助かったゼ。もう少しでやられるところだった。 これで憎き巨人の手助けをしなくてすむナ。」 しかしゴメスはバンチの言葉を聞いても身動き一つしない。 「ゴメス?」 パババババババババッ・・!! 「ゴメス・・・どうして・・!?」 「おまえらがいるとな、俺の年俸が削られるんだよ! 調子乗りやがって・・。」 164 名前: とみ 投稿日: 01/09/15 15 17 ID LGf8CTsU 野口は、森の中を慎重に進んでいった。 ここまで何人もの死体を見てきて、心身ともに疲れきっていた。 クソ、何で俺がこんなゲームに参加しなくちゃならないんだ? Bクラス低迷は、俺のせいじゃない。あの貧弱な打線のせいだろうが! 野口の怒りは頂点に達しようとしていた。 ふと、前方に背番号19が見えた。 「中山かよ、ちくしょう・・・。」 野口は逃げ出そうとした。しかし一瞬早く中山は野口にきずいていた。 「まてっ!」 (しまった・・)あいつは、こんなゲームに参加する以前に、もとからおかしい。 あいつは、すでに婦女暴行犯だ。逃げなければ確実に殺される! 「まて、俺は戦う気は無い。」 その言葉は、少しばかり野口の心を動かした。本当なのか。 野口は足を止めた。 「バカめ!」 中山の顔は尋常ではなかった。狂人の顔だ。もっとも、今にきづいたことではないが、 いつもにましひきつっていた。 そんなことを考えているうちにボウガンの矢が野口の足を貫いた。 「クッ!」 激しい痛みが走った。 中山が次の矢を装填しながら、野口に近ずいてきた。 165 名前: とみ 投稿日: 01/09/15 15 36 ID LGf8CTsU 「クックック・・・」 く、このくそ野郎、にやけてやがる。勝ったつもりか? 「なあ野口、俺はおまえに興味がある。どうせこのままならおまえは死ぬ。 俺と組むと約束するなら生かしてやってもいいぜ。どうするよ?ん?」 こんなへんたい野郎と組むぐらいなら死んだほうがましだ。 だがこんなゲームで死ぬわけにはいかん、こんなゲームで死んでたまるか! 「・・・。」 「どうした、返事が無いぞ?」 「・・・後ろから狙われてるぞ・・・」 「何ッ?」 こんな簡単に引っかかるとは思わなかった。すぐさまナイフを引き抜き、 中山に飛びかかった。 「こ、この野郎!」 中山はボウガンから矢を放った。矢は野口の右肩に刺さった。 野口はそれも気にとめず、中山が矢を装填する間にしゃがみこみ、中山の股間にナイフをつきたてた。 「ぎゃああああああああああああああ!!!」 中山は悶絶し、股間を抑え倒れこんだ。 野口は中山の上に飛び乗り、ナイフをかざした。 「ま、待ってくれ、俺が悪かった。た、た、たすけてくれええ!!」 助けるはずが無かった。野口は中山の喉もとにナイフをつきたてた。 中山の動きは止まった。それから二度と動かなかった。 「バカな奴だ・・・。」 しかし、野口に再び敵がせまっていた。 野口の後ろに、山崎が立っていた。 166 名前: 69110 投稿日: 01/09/15 16 44 ID p3unYcRE 「野口、いいザマだな。」 山崎はサブマシンガンを構えていた。 「山崎・・・。」 「ちょっとばかりいい球が投げられるからって調子 乗ってるからおまえのことを助けるやつなんていねえんだよ。」 「違う!別に調子に乗ってなんかない。それにあのピッチングが できるのも中村さんのおかげ…」 「嘘付くなや。心の中ではあいつのことを恨んでるくせに。 あいつのリードのせいでどれだけ完封を逃したことか。」 「・・・・・・・・・・。」 「どうやら図星のようだな。まあもっとも俺はチームのエースとして もてはやされるおまえが気にいらねえんだよ! おっと、話が過ぎたようだ。そろそろ終わらせてもらうぜ!」 ガサガサ・・ 「誰だ!?」 「岩瀬・・。」 「野口さん・・。」 そこには岩瀬が立っていた。 「岩瀬か…。丁度いい。このあとおまえもやってしまおうと 考えていた所だ。」 岩瀬の手には小型の円形ナイフが握られていた。 「ハッハッハッ!そんな小型ナイフで俺をしとめるつもりか! やれるものならやってみな!」 岩瀬は狙いを定めナイフを放つ。 シュッ・・!! 「その程度で俺をしとめられると思ってるのか!」 軽く身をかわす山崎。 クイッ・・ 「何!?」 突然軌道を変えるナイフ。 そのナイフは山崎の右目をかすった。 「チッ、スライダーか。甘く見ていたぜ。ここは引き下がってやるが 次は容赦しないぞ!」 煙幕を放ち逃げる山崎。 煙幕がはれ、野口が口を開いた。 168 名前: 投稿日: 01/09/15 19 57 ID Cg6e13KY 死亡者:ギャラード、バンチ、中山裕章 生存者:星野仙一、荒木雅博、ゴメス、野口茂樹、山本昌、 川上憲伸、岩瀬仁紀、大西崇之、小笠原孝、前田幸長、 川崎憲次郎、中村武志、山崎武司、関川浩一、井端弘和、 鈴木郁洋、清水清人、 残り17人 169 名前: 番外編その1 投稿日: 01/09/16 05 49 ID MV2MCH82 珍しく、その夜彼はなかなか寝付けなかった。 さえた目で、天井をじっとにらむ。 「開幕の時には、まだ俺は名古屋にいたんやな…」 そう、思えば突然の出来事だった。 シーズン途中の電撃トレード。 心の準備など、何も無かった。 10年間、苦楽を共にしたチームメイトとの別れの挨拶もそこそこに、 トレード発表の翌日には、もう移籍先のユニフォームを身にまとい、 スタメンとして出場していたのだった。 最初はいろいろと不安や戸惑いはあったものの、 新しいファンもチームメイトも、よそから来た彼を意外なほどすんなりと歓迎し、 迎え入れてくれた。 移籍当時よりもスタメン出場は減ったものの、勝負強い打撃は チームの勝利に貢献していた。 レギュラー争いは熾烈だったが、彼を脅かすような若手は、 今のところ出てきそうで出てこない。 一緒に今のチームに来た山田博士は、まだ一軍での出場は無いが、 入れ替わりに中日に行った波留も、活躍しているようだ。 「俺はトレードされて良かったのかもしれない」 最近では、そう思うようになっていた。 170 名前: 番外編その2 投稿日: 01/09/16 05 52 ID MV2MCH82 彼にとってドラゴンズでは、必ずしもいい思い出ばかりではなかった。 怪我に泣いたことも、脱税騒動で試合に出られなかったこともあった。 一時は野球を辞めようとさえ思った。 しかし今夜は何故だろう、今こうして目を閉じていると、 ドラゴンズにいた頃のことばかり浮かんでくる…。 これまで、新しい環境に慣れ、結果を残すことに必死で、 過去を振り返る余裕がなかったからかもしれない。 シーズンも終わって、ふと気が緩んだのだろうか。 「そういえば、俺と同期で今も残ってるのって一樹だけやな…」 そう口に出したとき、彼の決して大きいとは言えない目から、 ツーッと涙が一粒こぼれ落ちた。 「おいっ、ちょっと待て!感傷的になるのも程があるぞ? なんであいつ思い出しただけで泣かなあかんねん!」 大体、ドラゴンズとの試合の時はいつでも顔を合わせてるんだし、 他の連中にだって、二度と会えなくなった訳じゃあるまい。 ほんとに、今夜の自分はどうかしている。 「アホらし、もう寝よ寝よ!」 そう言って彼は布団を頭からかぶり、目を閉じた。 しかし彼-種田仁は、この時知るよしもなかったのである。 かつてのチームメイトの何人かとは、もう既に二度と会えなくなっていることを…。 横浜の街に、音もなく雨が降り出していた。 171 名前: とみ 投稿日: 01/09/16 08 35 ID Nd8cZEi. 清水清人は、誰かを探していた。信頼できる誰かを。 今年、初めて1軍昇格を果たし、プロ初安打をマークした。自分はまだまだこれからなのに こんなゲームで死んでしまってはどうしようもない。 ふと前方に誰かが見えた。鈴木郁博である。 「鈴木さん。」 「清水。」 「鈴木さんに会えてよかった。」 「俺もだ。」 清水は鈴木に近ずこうとした。鈴木は後ずさりした。 「何恥ずかしがってんですか、鈴木さん。」 鈴木は持っていた銃を清水に向けた。 「鈴木、さん?」 「・・・さっさとどこかへ行け、おまえなんかと一緒にいられるか!」 清水の中で何かが崩れ落ちた。やっと信頼できる仲間を見つけたと思ったのに。 清水は涙を流した。 「さっさと行けって言ってるんだよ!」 「・・・ここで殺してください・・・」 「・・・?」 清水は続けた。 「俺にはチームメイトを殺すなんてとてもできない。だからここで殺してください。 鈴木はしばらく黙っていたが、ゆっくりと銃を下ろした。その目には涙がたまっていた。 (ああ、わかってくれたのだ。) 「清水、俺・・」 ドゴッと鈍い音がし、鈴木は倒れた。 その後ろに山崎が立っていた 172 名前: 続き 投稿日: 01/09/16 08 46 ID Nd8cZEi. 鈴木の頭に、鎌のようなものが突き刺さっている。即死である。 「大丈夫か?」 山崎は手を差し伸べた。 「うわあああああああああああああああああ!!」 清水は山崎を突き飛ばした。山崎は地面にしりもちをついた。 「何でだ、何で殺した!なんでころしたんだあああああ!!」 「何言ってんだよ、おまえ殺されそうになってたじゃねえか。 だから助けてやったんだよ。」 「ちがう!鈴木さんはわかってくれたんだ!!それにもかかわらず 鈴木さんを撃った。あんたは悪魔か!!」 清水は鈴木のなきがらの銃を手にとり、つづけた。 「殺してやる。鈴木さんの敵をとってやる。覚悟しろ!邪魔崎!!」 パンッと音がし、清水のひたいに穴があいた。清水は鈴木の上に重なり、鈴木の後を追った。 「そう、確かにわかってくれたんだろうな。」 山崎は清水の近くに行き、言った。 「おまえを殺すのをやめそうだったから、俺が殺したんだよ」 173 名前: 69110 投稿日: 01/09/16 09 18 ID kQ1qIzEg 「岩瀬、本当にこんな不毛な争いの結果が野球の発展に つながるのだろうか?」 「分かりません。ただ俺もこれ以上チームメイトを殺したく ありません。何とかして監督を・・。」 「それでいいのだろうか。監督を殺すことで俺たちは殺し合いの ゲームからは開放される。しかし一度このゲームの味を占めた やつが終わりを告げたところではたして言う事を聞くだろうか・・。」 「それは…。」 「さっきの山崎なんかもそうだ。やつはもう既に殺しの味を占めている。 自分の座を脅かすや面なら平気で殺すだろう。」 「立ったらどうすればいいんですか?」 「俺にもわからない・・。本当に、どうすれば・・・。」 「野口さん・・・。」 「ウッ・・。」 「野口さん、傷口が痛みますか?確か近くに診療所があった はずです。そこまで行きましょう。」 174 名前: 69110 投稿日: 01/09/16 09 40 ID kQ1qIzEg 荒木、井端、憲伸、小笠原、昌、中村。 六人が診療所で無言のまま荒木、昌の治療を続けていた。 で憲伸が重い口を開いた。 「いつまで続くんでしょうかね?こんな事。もうかなり多くの チームメイトが殺されたはずだ。そろそろ作戦を立て何とか・・・ いや、俺に監督を殺すなんて・・・。」 昌が口を開く。 「その気持ちは分かるさ。監督にはずいぶん世話になったしな。 だが今の監督は正気とは思えない。だからやるしかない。 もし監督が洗脳されているとしてそれを解くような方法があれば 話は別だが・・・。」 憲伸。 「洗脳・・・?きっとそうだ、そうに違いない!監督が普通にあんなことを するはずがない。」 中村。 「でもそうとは決まってないしあの監督のことだ、油断ならないことは 確かだな。」 「・・・・・・・・・。」 トントン・・ 井端。 「誰だ!?」 「井端さん!?私です、岩瀬です。野口さんが怪我をしてしまって。 何とか治療させてください。」 小笠原。 「それじゃあ武器をおいて手を上に上げて入ってきてください。」 岩瀬。 「そっちが武器を構えているかもしれないのに・・。」 荒木。 「僕たちが信用できないのなら申し訳ありませんがここは 諦めてください。」 野口。 「岩瀬、今、中にいるやつらはおそらく信用できるやつらだろう。 武器を置いて入ろう。」 「分かりました。」 武器を置いて中に入る二人。 「わっ、野口さんひどい怪我だ。すぐに治療しないと。」 175 名前: とみ 投稿日: 01/09/16 10 32 ID lgHsc1Wc 前田幸長は、自分たちが出てきた建物を見つめていた。 (何とかして、この事態を脱出する方法を考えなければ・・・) まずは、この厄介な爆弾である。体内に入っているのであれば、取り除きようが無い。 へたに星野に近づけば、爆殺されるに違いない。それをわかっていて、奴はこのゲームに安易に参加した。 星野を殺すなんて、むりに等しい。 「前田さん」 「誰だ・・・・大西か?」 「ま,前田さん。」 「何をしているんだ、後ろからなら、俺を殺せたぞ。」 「だって、俺の武器はこれですから」 大西が持っていた武器は、何の変哲も無いフォークだった。これでは人を殺せるはずが無い。 「・・・前田さん、何してるんすか?」 「ここで考え事をしていた・・・・。」 「・・・・おれ、向こうで見たんです。鈴木(郁)と清水が山崎にやられるのを・・・。」 少なくとも、山崎はやる気になっていた事がわかった。 「ガガガガガガガガガガガガ!!!」 マシンガンの音がした。すぐ近くである。 「関川!」 前田は、視線の先に関川を発見した。 「ガガガガガガガガガガガガ!!!」 再び銃声が響いた。前田はかろうじて岩の陰に隠れた。 しかし大西はよけきれず、銃弾の雨を浴びてしまった。 「大西ぃ!」 すでに死んでいた。 「くそう!」 前田は関川に向けて銃を乱射した。関川も撃ってきた。 激しい銃撃戦が続いた。 「カチッ、」 「しまった、弾切れだ!」関川は銃声がやむと、俊足を飛ばして前田に近づき、 もう一度銃を放った。 「ガガガガガガガガガガガガ!!」 前田の体は穴だらけになり、動きが止まった。 関川はすぐに、その場を立ち去った。 176 名前: 投稿日: 01/09/16 11 18 ID QQ/.F/Do 死亡者:鈴木郁洋、清水清人、大西崇之、前田幸長 生存者:星野仙一、荒木雅博、ゴメス、野口茂樹、山本昌、 川上憲伸、岩瀬仁紀、小笠原孝、川崎憲次郎、 中村武志、山崎武司、関川浩一、井端弘和、 残り13人 177 名前: 69110 投稿日: 01/09/16 11 27 ID vpOEAALI 荒木、井端、憲伸、小笠原、昌、中村、野口、岩瀬。 昌が先頭を切って話す。 「どうやらみんなの話しを総合するとゴメス、山崎、関川が やばいらしいな。」 中村。 「あと消息が分からないのは大西、前田、鈴木、清水、川崎。 今さっきの従性でこの中の誰かもやられてるかもしれないな。」 憲伸。 「もう残った人数は僅かっすね。」 野口。 「ここにこれだけ集まったんだ。敵もはっきりしている。 そろそろ何か作戦を立ててこちらからも動き出さねば。」 小笠原。 「一つ気づいたことがあるんですけど・・・。もし監督を襲いに行ったと しても僕たちの体の中には爆弾が埋められているでしょ? 下手なことをすると逆にやられるかもしれない・・。」 岩瀬。 「それに監督だけでなくやつら三人を何とかしなければ 助かりそうにないですし・・・。」 憲伸。 「とりあえず次にすべきことを考えてそろそろここを離れた方が いいかもしれないッス。あまり一ヶ所にとどまるのも危険な気が・・・。」 荒木と井端がおもむろに話し出した。 「あの・・・、ちょっと考えがあるんですが・・・。」 178 名前: 投稿日: 01/09/16 14 57 ID p5Glq.sg 鈴木平もいれよう 死亡者:鈴木郁洋、清水清人、大西崇之、前田幸長 生存者:星野仙一、荒木雅博、ゴメス、野口茂樹、山本昌、 川上憲伸、岩瀬仁紀、小笠原孝、川崎憲次郎、 中村武志、山崎武司、関川浩一、井端弘和、鈴木平 残り14人 184 名前: ヤイコ 投稿日: 01/09/16 15 21 ID p5Glq.sg 「はあ、はあ・・・」 前田は瀕死状態におちいりながらも、四つんばいになってはっていた。 関川の銃弾が、体中にめり込んでいるが、敵の残りだまも少なく、 頭部だけは岩陰に隠れて撃たれなかった。 (狂気におちいってへまをしたな、関川!) 目の前に診療所が見えた。とりあえずあそこで傷の治療をしなければ・・・。 必死にはいつくばる前田の後を、山崎が追っていた。 188 名前: 69110 投稿日: 01/09/16 16 53 ID PHwQ6fHc 鈴木平は室内練習場にいた。 寝坊して皆が集まる時間に遅れ、急いで部屋に入ろうとしたとき ドア越しに恐ろしい計画を聞いていたのだった。 「それにしても俺がいないのに気づかないなんて・・・。クソッ! ある意味助かったが俺の存在はそんなものだったのか?」 壁を蹴る鈴木平。 「こうなったらやつらに俺のすごさを分からせてやるか。」 鈴木平の手には飛び出しナイフと銀色の銃が握られていた。」 190 名前: 投稿日: 01/09/16 17 35 ID mJdPYeNg 189 もっと増やしましょう。 紀藤真琴、高橋光信、筒井壮、 これしか思いつかなかった 死亡者:鈴木郁洋、清水清人、大西崇之、前田幸長 生存者:星野仙一、荒木雅博、ゴメス、野口茂樹、山本昌、 川上憲伸、岩瀬仁紀、小笠原孝、川崎憲次郎、紀藤真琴 中村武志、山崎武司、関川浩一、井端弘和、鈴木平 高橋光信、筒井壮 残り17人 194 名前: 69100 投稿日: 01/09/16 18 59 ID 6YpfoB8I 一方そのころ二軍に同行していた紀藤、高橋、筒井、が 星野室内練習場のほうに呼び出されていた。 そして星野は恐ろしい殺し合いゲームの趣旨を発表する。 「なぜそんなことを・・・。」 うろたえる高橋。 「せっかく地元名古屋の中日に入団したのにこんなこと になるなんて・・・。」 外へと歩き出す筒井。 ぼそっとつぶやく。 「何で俺までこんな目に・・・。おれは星野の甥だぞ・・。」 その後に続いて紀藤と高橋も出て行った。 星野ハウでぐみをしつつその様子を見守っていた。 「まだまだ簡単にゲームは終わらせんよ。」 197 名前: 川崎憲次郎 投稿日: 01/09/17 01 21 ID hGwdcS.w 川崎は港のほうにある倉庫に潜んでいた。 「FAで来た意味がないじゃないか!まあいい、 ヤクルト時代の俺のすごさというのを知らないようだしな。」 彼は若松監督就任直後に行われた、 ヤクルトスワローズバトルロワイヤルinユマの優勝者であった。 「信頼し、結束している奴をまとめて殺す…面白いことだ」 彼は何かを作っていた。ガソリン、肥料、金属でできた小さな円筒‥‥ 「これさえできれば…監督を殺すことを考えてかたまっている連中は……ふふふ」 彼は妖しげに笑っていた。 198 名前: コーチ陣 投稿日: 01/09/17 01 33 ID hGwdcS.w 「島野さん!鈴木がこっちで殺されました!清水もその後を追っています。」 「あっ!!大西も今、殺されました!」 島野はいろいろな情報を整理するのに苦労してた。 「あー、監督いなくなったから少しは楽できるかと思ったが、 やはりコーチは大変だ。あっ、山田ヘッドに進行状況知らせねば!あー、忙しい!!」 大急ぎで報告書をまとめ山田のところに持っていく。 「ヘッド、これが今の進行状況です。」 「どれどれ」 199 名前: 報告書 投稿日: 01/09/17 02 14 ID hGwdcS.w 中日ドラゴンズプログラム進行状況 死亡者 今中慎二…………我々で射殺 28-29 ティモンズ………星野が爆破 30-31 福留孝介…………チームメイト全員で射殺 68-69 立浪和義…………星野により刺殺(刀) 74 ショーゴー………星野が射殺 86 波留敏夫…………森野が射殺 88 森野将彦…………山崎が射殺 88 テル………………関川が射殺 104-105 武田一浩…………中村が射殺 108-110 朝倉健太…………中里と心中(飛び降り) 117 中里篤史…………朝倉と心中 117 遠藤政隆…………正津が射殺 121 神野純一…………井端が刺殺(ナイフ) 134-135 井上一樹…………大豊が射殺 141-143 大豊泰昭…………山崎が射殺 144-145 渡辺博幸…………関川が射殺 140 147 落合英二…………正津が射殺 159 正津英志…………鈴木が射殺 159 ギャラード………ゴメスが射殺 162 バンチ……………ゴメスが射殺 163 中山裕章…………野口が刺殺(ナイフ) 164-165 鈴木郁洋…………山崎が斬殺(鎌) 171 清水清人…………山崎が射殺 172 大西崇之…………関川が射殺 175 200 名前: 報告書2 投稿日: 01/09/17 10 55 ID hFVpD5hs 怪我人 山本昌広…………我々が銃で。左ひざ。 49 荒木雅博…………関川が銃で。右肩。 123-127 野口茂樹…………中山がボウガンで。足、右肩。 164-165 山崎武司…………岩瀬がナイフで。右目付近。 166 前田幸長…………関川が銃で。全身。 175 184 生存者と最終状況 川上憲伸、小笠原孝、井端弘和、荒木雅博、 山本昌広、中村武志、野口茂樹、岩瀬仁紀 …………………………………… 177 関川浩一………………………… 175 山崎武司………………………… 184 前田幸長………………………… 184 ゴメス…………………………… 163 川崎憲次郎……………………… 197 鈴木平…………………………… 188 紀藤真琴、高橋光信、筒井壮… 194 星野仙一………………………… 194 204 名前: コーチ陣 投稿日: 01/09/18 14 37 ID MVPpy6Uo 「なるほど」 山田は満足したようにうなずいた。 「じゃあ、島野コーチ、引き続き頼む。ご苦労さん。 私はこれを児玉社長に送るから。」 「わかりました。」 島野は引き下がろうとしたが、ふとある事を思い出し、山田に尋ねた。 「山田ヘッド。」 「どうした?」 「もし、もしですよ、監督が殺されてしまったら、 次の監督は誰なんでしょうか?山田ヘッドですか?」 山田はにやりと笑い、 「確かに、俺は監督になる。ただし中日ではなくオリックスのな。 だから星野さんが殺されたら、仁村君か貴方のどちらかじゃないかな?」 島野は何も言わず一礼して出て行った。 部屋にただ一人残った山田はつぶやく 「星野さんを簡単に殺せるなら、誰も苦労はしないよ…」 205 名前: 投稿日: 01/09/18 20 28 ID KinJlhc. 「ぐっ・・・。」 (もうだめか・・・。) 前田のからだの痛みが増し始めた。 (いや、もう少しだ、診療所は目の前に迫っている。) ガサッ ガサッ (ついた・・・。) 前田の顔に安どの笑みが浮かんだ。 「・・・・ごくろうさん。」 「えっ?」 パンッ・・・。 前田は力尽きた。 「おまえが頑張っていたところを、俺はちゃんと見といてやったぞ。」 山崎は微笑んだ。 「ククク・・・」 206 名前: 203 投稿日: 01/09/18 21 05 ID KinJlhc. 「さてと・・・」 星野は第1の刺客、中澤忠厚を呼び寄せた。入団当時から問題児として 目をかけられていた。そのため星野にも可愛がられていた。 「ゲームを面白くして来い。」 しかし中澤は出かけず、星野に襲いかかってきた。 「パンッ・・・。」 中澤の額に穴が開き、うつぶせになって倒れた。 「役立たずが・・・。最期の最期まで役立たずだったな。」 207 名前: 69110 投稿日: 01/09/19 10 16 ID DC0WkvmA 荒木と井端が話し出す。 「監督を殺すといってもいざとなったら爆弾を爆破されたり 必ず何か手を打ってくるとおもうんです。」 「だから・・・。ちょっと皆さん集まってください。」 「どうした?」 昌がたずねる。 荒木が小声で話し出した。 「監視カメラなどが仕掛けられているかもしれないので 注意を払ってこういう形で。」 「なるほど。」 納得する中村。 井端。 「山崎さん、関川さん、ゴメスさんたちはもうあそこまでいったら みんなで殺ってしまうしかないでしょう・・。」 荒木。 「そのあと徐に監視カメラの前で僕たちが殺しあう演技をするんです。」 憲伸。 「演技?」 井端。 「そうです。そして最後一人が残ッたふりをしゲームを終わらせるんです。」 野口。 「そううまくいくかな?それに役どころはどうする・・・」 ガサッ ガサッ !? パンッ・・・。 「銃声!?」 うろたえる小笠原。 「診療所の外に誰かが・・。」 コツ コツ コツ・・ 近付いて来る足跡。 足跡がドアの前で止まる。 緊張の一同。 コンコン。 やさしノック。 ドンドン! 今度は荒々しいノック。 バキッ!! ドアが蹴破られた。 !? 「よう、皆さんおそろいで。」 そこには血まみれの前田を引きずった山崎の姿があった。 208 名前: 筒井壮 投稿日: 01/09/19 14 44 ID 08xn.8G2 「何で叔父さんは俺をこんなゲームに……」 筒井は紀藤・高橋と別れた後、一人考えていた。 「俺は仲間なんか殺すことが出来ないよ・・・でも生きて帰りたい。 仲間も欲しい。明治の後輩の川上や小笠原とか…でも裏切られたら…… ああ、俺は気が狂いそうだよ……」 後ろでガサガサッという音が聞こえた。 「ひゃあああああああ!!!!」 筒井は音のした方向に銃を向け、無我夢中で撃った。 「はあはあ………や、やったのか?」 確かに相手は頭を撃ち抜かれて死んでいた。 ただし、ネコである。 「ネ、ネコまで俺を殺そうとするなんて……」 筒井はそうつぶやき、ポケットに入っていた写真を出した。 「ママ、ネコが俺を殺そうとしたんだ。うん、うん、わかったよ。 また、敵が襲って来たら……………容赦なく撃つよ‥‥」 筒井はそうつぶやき、ふらふらと歩いていった。 殺す!ネコ。ママ。殺される!明治。容赦なく。撃つ!小笠原。仲間。 敵。叔父。殺す!銃。ゲーム。生きる!容赦なく。撃つ!裏切り。 ママ。殺す。川上!容赦なく。撃つ!帰る。後輩!容赦なく。撃つ。 筒井は狂いかけていた。 209 名前: 山田久志 投稿日: 01/09/20 13 20 ID RGKJPd/o 山田の部屋に一本の電話が鳴る。 「もしもし、ああ、お久しぶりです。オープン戦以来ですか。」 軽くあいさつをすませ、山田は見えざる相手に問いに、 「えっ、そうですね。私は岩瀬ですね。私のかわいい教え子ですし。 あっ、関川ですか。本命をつくとは意外ですね。 私は貴方が大穴でくると思ってましたよ。ははぁ、野球とは違いますか。」 山田はにやりと笑うと、 「星野さんですか?彼はこのゲームの裏側でこんな賭けが 行われているなんて知りませんよ。彼は戦う事にしか頭にありませんからね。 なにせ、仕事もせず、自分までゲームに参加してしまいましたし。 まぁ、私にとっては都合がいいんですけどね。」 山田は外をながめつつ答えた。 「わかってますよ。このゲームの優勝者をそちらに連れてゆき、 そして私が貴方の後を継ぐという事を。」 山田はそう答えると、 「そろそろ他の方からも電話がくる予定なのでこのあたりで、はい、はい。では、また。」 電話を切り、山田は窓の外をながめた。 監視カメラからの映像が一部の球界関係者に見られている事も、 このゲームがその人達の賭けの対象になっている事も、 そして、この見えざる相手が仰木彬なんて誰が知っていようか。 深く暗い闇があたりを包み込んでいた。 210 名前: つづき 投稿日: 01/09/20 20 52 ID GHmY891E 「・・・山崎・・・!」 「こんなところに固まっているなんて・・・。皆殺しにしてやる。」 「待て山崎さん!話し合おう!!」 野口が山崎を止めにはいった。 「パンッ、パンッ・・・!」 野口の額に穴が開いた。野口は血を噴出し、倒れた。 「の、野口さん・・・。」 「山崎、貴様・・・・!」 「悪いが俺はこのゲームを楽しんでんだ。人を殺すのには何のためらいはねえぜ。 さあつぎは誰だ、死にたい奴は前に出ろ!」 こちらの弾は最初に福留を撃ったときにほとんどなくなっていた。 ましてナイフでは銃に勝てるはずが無い。 バッ!! 昌が山崎に飛びつき、のしかかった。 「早く、早く逃げろ!!!」 「昌さん!」 「俺がこいつを抑えている!その間に逃げろ!」 「そんな・・・。」 中村は先ほどのシーンが頭によぎった。 「何しているんだ、早く逃げろ!!」 「昌さん一人行かせられません!!」 荒木が飛びかかった。 「荒木!」 井端が叫ぶ。 パンッ、パンッ 運良く銃にあたらなかった。 「早くしろ!!!!」 「・・・くそう!!!!」 川上たちは逃げた。川上たちが出た後、昌たちは診療所に火をつけた。 川上たちは、診療所から離れた。 その間に、何度も銃声がした。 211 名前: 69110 投稿日: 01/09/20 21 10 ID ywFQBjdE 昌の命がけの行為を無にするわけにも行かず 六人は必死に走った。 「野口さん、昌さん・・・。」 エース二人を失い涙ぐむ憲伸に中村が活を入れる。 「バカやロー!泣いている場合か!!もうこれ以上犠牲者は 出せない。特にエースを失った今、おまえが引っ張っていかなければ!」 「・・・そうですね。なんとしてもこの六人で力を合わせて この状態を脱出しなきゃ!!」 212 名前: 投稿日: 01/09/20 21 48 ID RiAoWGPU 210 荒木は昌と一緒じゃないのか? 213 名前: リスト 投稿日: 01/09/20 21 50 ID 3pqOI0.A 死亡者:前田幸長、野口茂樹、山本昌?、山崎武司?、 生存者:星野仙一、荒木雅博、ゴメス、川上憲伸、 岩瀬仁紀、小笠原孝、川崎憲次郎、紀藤真琴 中村武志、関川浩一、井端弘和、 鈴木平、高橋光信、筒井壮 残り17人 215 名前: 210 投稿日: 01/09/20 21 56 ID 3pqOI0.A 212 荒木も山崎のところにいこうとしたが、山崎の銃が威嚇射撃となって 荒木も逃げた。 昌たち、はまちがいだった。スマソ 218 名前: 投稿日: 01/09/20 22 01 ID 4PGPxhTQ ∑(´昌`;)俺は死んでないんだよね?今日10勝目だったんだよ・・ 219 名前: 続き 投稿日: 01/09/20 22 34 ID P7OfvljU 筒井の目には、もくもくと黒い煙が舞い上がっているのが見えた。 夕焼けの空に、黒い雲が出来上がる。 「な、なな、な、なんだ???」 また誰か死んだ。そうに違いない。 「う、うわあああああああ!!!!!」 筒井は逃げ出した。 「た、た、助けてくれええええええ!!!!」 ガガガガガガガ!!!! 近くで銃声がした。誰かが自分を狙っている。 筒井は逃げ出そうとしたが、運悪くつまずいてしまった。 銃声の主は、関川だった。 その関川が、ゆっくりと筒井に近づく。 「ひいいいいいいい!!!!」 筒井は腰が抜け、その場から動けなかった。 関川が自分の目の前に立った。 「ま、ま、ま、ま、まってくれ、殺さないでくれええええ!!!!」 筒井の額に銃口が触れた。 「ガガガガガガガガガ!!!!!!」 筒井の頭部の上半分が消えてなくなり、しばらくけいれんしていたが、 やがて動かなくなった。
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【OP】 No タイトル 登場人物 000 英雄たちのゲーム トガシ 【第一回放送まで】 No タイトル 登場人物 001 JAPANESESAMURAINO,1! 坂田銀時、明日葉郁 002 カズヤ-人生逆転ゲーム- 平丸一也、ブルック 003 生徒会執行部だ!! 人吉善吉、椿佐助 004 辻斬りには気をつけろ 天谷吏人、春野サクラ、岡田似蔵 005 野獣と野獣と美女 両津勘吉、男鹿辰巳、鬼塚一愛 006 愛を取り戻せ? 井上織姫、ランボ、本好暦 007 みえるひと 灰葉スミオ、黄瀬涼太 008 アゲハボックス 夜科アゲハ、黒神めだか 009 化物と化した彼の末路 黒子テツヤ、美作蓮太郎 010 鉄の男、沈む 学崎強、フランキー、中川圭一 011 スケットマン。 藤崎佑介、真城最高 012 発明は身を助ける 笛吹和義、雨宮桜子、奈良シカマル 013 正義を倒す闇の世界 大原大次郎、青田坊、コン 014 ゴム人間、ボム人間、雪妖怪 雪女、獄寺隼人、モンキー・D・ルフィ 015 侍二人と高校生二人養護教諭も入れて 人吉善吉、椿佐助、岡田似蔵、派出須逸人、桂小太郎 016 強さと破壊は比例する? 火神大我、阿久根高貴 017 赤鼻の海賊の憂鬱 バギー、ニコ・ロビン、山本武 018 その男、危険につき 笛吹和義、鰯田逃次、支倉モト、蒼井華、神埼一 019 俺の、俺の、俺の話を聞けー。A.だが断る トリコ、ウソップ、朝河飛龍、緑間真太郎、高木秋人 020 とある死神のバトルロワイアル 黒崎一護、喜界島もがな、姫川竜也 021 近眼は眼科へ行こう イーピン、小松、古市貴之、カラス天狗 022 諸刃の剣といても攻撃当たらなきゃ意味がない 沢田綱吉、奴良リクオ、椎名、山崎退 023 動物の扱いって結構難しい 神楽、トニートニー・チョッパー、うずまきナルト 【第一回放送】 024 第一回放送(ジャンプ) トガシ 【第二回放送まで】 025 悲しみの向こうで狂う少年 本好暦 026 強靭な心と凶刃の心 両津勘吉、鬼塚一愛、男鹿辰巳、中川圭一 027 勝利?敗北?結末はどっちだ 沢田綱吉、奴良リクオ、獄寺隼人、雪女、モンキー・D・ルフィ 028 小学校にて-Talk phase- 灰葉スミオ、黄瀬涼太、学崎強 029 男なら筋を通せ 坂田銀時、明日葉郁、ニコ・ロビン、阿久根高貴 030 それは最悪の終わり方(BADEND) 鰯田逃次、支倉モト、笛吹和義、蒼井華、神崎一、雨宮桜子 031 超能力者と生徒会長と気づかれない男 夜科アゲハ、黒神めだか、天谷吏人 032 終わりし者たちへの鎮魂歌 派出須逸人、本好暦、桂小太郎、岡田似蔵、人吉善吉 033 道連れロマンティック 青田坊、藤崎佑介、真城最高 034 悪魔語‐終わりは意外とあっけないもの‐ トリコ、朝河飛龍、高木秋人、緑間真太郎、うずまきナルト、神楽、トニートニー・チョッパー 035 紅に染まった 黒崎一護、姫川竜也 036 絶望の架け橋 山本武、モンキー・D・ルフィ、黒子テツヤ、椎名 037 たくさん集まれば怖いものはない、はず 黄瀬涼太、灰葉スミオ、学崎強、両津勘吉、男鹿辰巳 【第二回放送】 038 第二回放送(ジャンプ) トガシ 【ゲーム終了まで】 039 終わりへの前奏曲 黒神めだか、夜科アゲハ、古市貴之、平丸一也 040 それは単なる通過点 青田坊、蒼井華、本好暦、雨宮桜子 041 銀色の侍、立つ 坂田銀時、明日葉郁 042 ラブマイナス(欠けた純愛の心) 黄瀬涼太、灰葉スミオ、トニートニー・チョッパ、学崎強、トリコ、男鹿辰巳、両津勘吉、黒神めだか 043 感動の再会は死の後に 明日葉郁、坂田銀時、黒神めだか、両津勘吉 044 おしまいおしまい? 明日葉郁、両津勘吉、トガシ、? 【エピローグ】 045 悲しき終わりの後の小話 明日葉郁、両津勘吉
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[名前]L [出典]DEATH NOTE [声優]山口勝平(実写版では松山ケンイチが演じた) [本名]L=Lawliet(エル・ローライト) [性別]男性 [年齢]25 [一人称]私 [二人称]お前・あなた [三人称]彼・彼女 数々の世界中の迷宮入り事件を解決し、「影のトップ」「最後の切り札」と言われている世界一の探偵。 解決した事件は3500にも及び、全世界の警察を動かせる唯一の存在。 自分自身は事件現場には赴かず、ワタリや協力者に指示を出して集めた情報や各国の捜査機関から提供された資料や証拠などをもとに真相を推理して事件解決の指揮をとる、いわゆる安楽椅子探偵である。 作中で「世界三大探偵」と評されるLとドヌーヴとエラルド=コイルは全てL自身である。 目の下に隈があり、猫背で親指をしゃぶっている姿は一見幼児的である。 眉毛はあるが、ほとんど髪に隠れて見えない。初期はパーマがかかっていた。 服装は一年を通してゆったりとした白い長袖シャツにジーンズ。 他人に対しては常に敬語を心がけ、本作中でも特別な存在感を放っている。 日本捜査本部の刑事達や彼の補佐役であるワタリには外部に自分がLであることを悟られぬよう「竜崎」と呼ばせたり、東応大学に入学した際には作戦のひとつとして流河旱樹(りゅうが ひでき)という作中に登場する人気アーティストと同姓同名を名乗るなど様々な偽名を持つ。 [能力] 探偵としての明晰な頭脳だけでなく、夜神月にも引けをとらない卓越した身体能力を持つ。 本人はイギリスに5年程の在住経験があり、そこでテニスのJr.チャンピオンになったと語っている。 作品中で格闘技のカポエイラを披露。 [性格] 優れた頭脳と高い運動神経を持つ一方で倫理観や常識には欠けたところがあり、「正義は必ず勝つ」と言っているものの警察の考える正義とは若干のズレがあることが強調されている。 基本的に事件解決のためには(非合法的なものも含め)手段を選ばず、キラに勝つためには(基本的には人命を尊重するが)多少の犠牲もやむをえないと考えている節がある。 また無類の甘党であり、ことあるごとに菓子やデザートを食べている。さらに紅茶やコーヒーなどの飲み物には砂糖を大量に入れる事などから、その顕著な嗜好が見てとれる。 映画版や小説版ではこの事について「糖分は脳にとって重要な栄養源だから」と発言しており、単に好きだからというだけではないらしい。 見る限り一日中甘い物を食べているがなぜか太ることはなく、健康体を常に維持している(本人曰く「頭を使っているから」)。 独特な仕草が特徴で、椅子に座るときでさえ膝を曲げて胸に抱え込むような特徴的な座り方をしている(本人曰くこの座り方でないと推理力が40%落ちるから。普通に座れない訳ではない)。 また大胆かつエキセントリックな行動力の持ち主で、テレビを通じて「私を殺してみろ」と挑発したり自ら月に近づき自分の素性を明かしたりしている。 表情をまったく変えずにいきなりすねて見せたり、キラ容疑者として注意している夜神月を友達だと宣言したりと意表を突くことも。 甘い物をドミノのように積み上げる癖まであり、とても常識人とは思えないところがある。 しかしながら、このような人間でも犯罪に対する敵愾心は強く正義を遂行しようと考える意思は誰よりも強い。 原作のLには本や携帯電話を指でつまむようにして操作するなど、潔癖症のようなところがある。 以下、多ジャンルバトルロワイアルにおけるネタバレを含む +開示する Lの本ロワにおける動向 登場話 015 036 053 073 097 103 108 111 125 131a 131c 134 146a 146b 153 156a 156b 156c 156d 157 登場話数 15 スタンス 対主催 初期支給品 ニンテンドーDS型詳細名簿@その他、ゼロの仮面@コードギアス 反逆のルルーシュ、アズュール@灼眼のシャナ キャラとの関係 キャラ名 状態 呼び方 二人称 関係・認識 関係話 夜神月 敵対 月君、キラ あなた、お前 宿敵 未遭遇 杉下右京 仲間 右京さん あなた 103話まで同行、131話にて合流 015 036 053 073 097 103 131a カズマ 友好 カズマさん 53話にて情報交換情報交換→かなみと合流後は警察者に向かうことを依頼 053 131c 134 146b 岩崎みなみ 仲間 岩崎さん 103話まで同行、131話にて合流 053 073 097 103 131a 131c 134 146a 146b 南光太郎 光太郎君 あなた 125話まで同行、131話にて合流→みなみを託される 073 097 103 108 111 125 131c 134 ストレイト・クーガー 中立→友好 カズマの知り合い 108 泉こなた 中立→敵対 泉さん 保護するが疑っている 108 111 125 131a 上田次郎 友好 上田さん F-7にて保護 111 125 131a 131c 134 146a 146b 由詑かなみ 由詫さん F-7にて保護。カズマの探し人 111 125 131a 131c 枢木スザク 敵対 F-7にて襲撃される 125 桐山和雄 友好→敵対 桐山さん 警察署で情報交換、蒼星石、右京、かなみを殺害した人物 131a 146a 146b 蒼星石 友好 蒼星石さん 貴女 警察署で情報交換をする 131a 翠星石 翠星石さん 131話にて警察署で情報交換をする、156話にて合流 131a 131c 134 156a 156b 156c 156d 157 城戸真司 131話にて警察署で情報交換をする、156話にて合流 131a 131c 134 156a 156b 156c 156d 157 水銀燈 友好 水銀燈さん 貴女 同盟を結ぶ 153 156a 156b 156c 156d 157 ヴァン 情報交換をする 156a 156b 156c 156d 157 C.C. C.C.さん 情報交換をする 156a 156b 156c 156d 157 後藤 敵対 G-8総合病院にて殺害される 157 踏破地域 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 A B C D E F G H I J C-4廃洋館→E-4道路→E-5山中→D-7→F-7東→F-8東部→H-9警察署→H-9警察署ロビー→H-9警察署二階会議室→G-9→F-8→G-8総合病院→G-8総合病院付近
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バトル・ロイヤル 年齢 23 出身地 不明 種族 人間 一人称 俺 二人称 君、お前 格闘スタイル 我流 好きな食べ物 サラダ、里芋の煮付け 嫌いな食べ物 ピクルス 好きな物 バトル、仲間 嫌いな物 習字 好きなスポーツ 槍投げ 趣味 アウトドアスポーツ なっしーが作ったオリジナルキャラクター 本来はバトロイWiki宣伝用のキャラクターになるはずだったが その成績と良キャラさから晴れてチーム入りを果たした 性格は明るく陽気、バトルを楽しむ事をいつも心がけている 正義感は強い方だが、自分から悪を倒しに行くのはまれ(そもそもそういう事に感しては鈍いからしょうがない) 技がほとんどが英語やローマ字 バトロイでは近接格闘が得意なようだ 尚、[[覚醒能力]]として『HYPER MODE』がある ◆技◆ ■BATTLE PANTI(バトルパンチ) 自分の魂を込めた拳を相手に放つ ■BATOROY SMASH(バトロイスマッシュ) 魂をたくさん込めた拳を一気に相手に放つ技、覚醒後だと多段ヒットする(最大24ヒット) ■WINS REI BATOROY(ウィナーズ・レイ・バトロイ) BATOROY SMASHを三回放った後BATTLE PANTIをラッシュで放ち、最後に金のレーザーの集中弾幕を放つ 覚醒後使用可能 他キャラとの関係 ◎マリオ・グランカート?(頼りななるリーダー) ◎なっしー・NASIDASH?(採用してくれてありがとう) ◎もののふ・カスタム(共にバトロイを盛り上げて行こう!) ◎黒下沢汎音(君はとても器が広い人だな) ◎トキコ・ニシハラ?(それじゃあ俺とやってみるかい?) ◎500系のぞみ(是非乗ってみたいな!) ◎射命丸 文?(新聞いつも読んでるぜ!) ○マリオ?(よろしく!今度相手してくれ!) ○みすちー?(良い歌を歌うな君は!) ○メディスン?(今度プロレスに入れてくれないか?) ○きめぇ丸(おお、はやいはやい) ○シェゾ(バトロイを盛り上げてくれる人だ!) ○Mr.Killer(同乗!) ○0系ひかり1号?(復活おめでとう!) ○ゆっくり霊夢(おお、ゆっくりゆっくり) ○博麗霊夢(本当に巫女?戦って楽しいからいいや) ○島田真北(諦めずに頑張ってくれ!) ○ヴィレッジ(悪い人じゃないはず!) ○マルヴィレス(同乗!) ○フランドール?(じゃあ俺と遊ぶ?) ○朧月夜(中々強いな!) △中原脩(俺の仲間を悪く言わないでほしいな…偽物とか…) △銅鑼衛門(微妙) △焼き鳥そうめん?(微妙)
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蘇妲己(兵) 使用感 所持技能 全属性Lv1比較 火属性 水属性 風属性 地属性 使用感 使用感 同レベル帯のユニーク神兵と比較するとお世辞にも強いとは言えない神兵。所持技能「媚」が比較的強力で初回発動率も悪くないが、防御面が弱いため壁用神兵を出しつつデバフをかけることが重要になる。召喚可能戦姫は「玉藻前」。属性を厳選する際は、「玉藻前」の固有自動技能「恋」と相性の良い風属性、水属性を選ぶと良いだろう。風属性になった場合、移動速度が150となり、かなりのスピードで前線に駆けつけてくれるようになる。 所持技能 所持技能 媚 対自軍周囲の敵軍5人、追加状態攻撃速度低下+0.3、継続時間15秒、防御力低下+20、継続時間15秒 全属性Lv1比較 火属性ステータス レベル 1 コスト COST 生命 HP 攻撃 ATK 防御 DEF 移動 MOV 攻速 ATKSPD 距離 RNG 水属性ステータス レベル 1 コスト COST 生命 HP 攻撃 ATK 防御 DEF 移動 MOV 攻速 ATKSPD 距離 RNG 風属性ステータス レベル 1 コスト COST 生命 HP 攻撃 ATK 防御 DEF 移動 MOV 攻速 ATKSPD 距離 RNG 地属性ステータス レベル 1 コスト COST 生命 HP 攻撃 ATK 防御 DEF 移動 MOV 攻速 ATKSPD 距離 RNG 火属性 火属性ステータス レベル 1 コスト COST 生命 HP 攻撃 ATK 防御 DEF 移動 MOV 攻速 ATKSPD 距離 中 レベル 10 コスト COST 生命 HP 攻撃 ATK 防御 DEF 移動 MOV 攻速 ATKSPD 距離 中 レベル 15 コスト COST 生命 HP 攻撃 ATK 防御 DEF 移動 MOV 攻速 ATKSPD 距離 中 レベル 20 コスト COST 生命 HP 攻撃 ATK 防御 DEF 移動 MOV 攻速 ATKSPD 距離 中 レベル 25 コスト COST 生命 HP 攻撃 ATK 防御 DEF 移動 MOV 攻速 ATKSPD 距離 中 レベル 30 コスト COST 生命 HP 攻撃 ATK 防御 DEF 移動 MOV 攻速 ATKSPD 距離 中 レベル 35 コスト COST 生命 HP 攻撃 ATK 防御 DEF 移動 MOV 攻速 ATKSPD 距離 中 レベル 40 コスト COST 生命 HP 攻撃 ATK 防御 DEF 移動 MOV 攻速 ATKSPD 距離 中 レベル 45 コスト COST 生命 HP 攻撃 ATK 防御 DEF 移動 MOV 攻速 ATKSPD 距離 中 水属性 水属性ステータス レベル 1 コスト COST 生命 HP 攻撃 ATK 防御 DEF 移動 MOV 攻速 ATKSPD 距離 中 レベル 10 コスト COST 生命 HP 攻撃 ATK 防御 DEF 移動 MOV 攻速 ATKSPD 距離 中 レベル 15 コスト COST 生命 HP 攻撃 ATK 防御 DEF 移動 MOV 攻速 ATKSPD 距離 中 レベル 20 コスト COST 生命 HP 攻撃 ATK 防御 DEF 移動 MOV 攻速 ATKSPD 距離 中 レベル 25 コスト COST 生命 HP 攻撃 ATK 防御 DEF 移動 MOV 攻速 ATKSPD 距離 中 レベル 30 コスト COST 生命 HP 攻撃 ATK 防御 DEF 移動 MOV 攻速 ATKSPD 距離 中 レベル 35 コスト COST 生命 HP 攻撃 ATK 防御 DEF 移動 MOV 攻速 ATKSPD 距離 中 レベル 40 コスト COST 生命 HP 攻撃 ATK 防御 DEF 移動 MOV 攻速 ATKSPD 距離 中 レベル 45 コスト COST 生命 HP 攻撃 ATK 防御 DEF 移動 MOV 攻速 ATKSPD 距離 中 風属性 風属性ステータス レベル 1 コスト 150 生命 HP 攻撃 ATK 防御 DEF 移動 150 攻速 1.4 距離 中 レベル 10 コスト 150 生命 HP 攻撃 ATK 防御 DEF 移動 150 攻速 1.4 距離 中 レベル 15 コスト 150 生命 782 攻撃 121 防御 68 移動 150 攻速 1.4 距離 中 レベル 20 コスト 150 生命 922 攻撃 137 防御 80 移動 150 攻速 1.4 距離 中 レベル 25 コスト 150 生命 HP 攻撃 ATK 防御 DEF 移動 150 攻速 1.4 距離 中 レベル 30 コスト 150 生命 HP 攻撃 ATK 防御 DEF 移動 150 攻速 1.4 距離 中 レベル 35 コスト 150 生命 1342 攻撃 185 防御 116 移動 150 攻速 1.4 距離 中 レベル 40 コスト 150 生命 1482 攻撃 201 防御 128 移動 150 攻速 1.4 距離 中 レベル 45 コスト 150 生命 1622 攻撃 217 防御 140 移動 150 攻速 1.4 距離 中 地属性 地属性ステータス レベル 1 コスト COST 生命 HP 攻撃 ATK 防御 DEF 移動 MOV 攻速 ATKSPD 距離 中 レベル 10 コスト COST 生命 HP 攻撃 ATK 防御 DEF 移動 MOV 攻速 ATKSPD 距離 中 レベル 15 コスト COST 生命 HP 攻撃 ATK 防御 DEF 移動 MOV 攻速 ATKSPD 距離 中 レベル 20 コスト COST 生命 HP 攻撃 ATK 防御 DEF 移動 MOV 攻速 ATKSPD 距離 中 レベル 25 コスト COST 生命 HP 攻撃 ATK 防御 DEF 移動 MOV 攻速 ATKSPD 距離 中 レベル 30 コスト COST 生命 HP 攻撃 ATK 防御 DEF 移動 MOV 攻速 ATKSPD 距離 中 レベル 35 コスト COST 生命 HP 攻撃 ATK 防御 DEF 移動 MOV 攻速 ATKSPD 距離 中 レベル 40 コスト COST 生命 HP 攻撃 ATK 防御 DEF 移動 MOV 攻速 ATKSPD 距離 中 レベル 45 コスト COST 生命 HP 攻撃 ATK 防御 DEF 移動 MOV 攻速 ATKSPD 距離 中
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【参加者名】清威鬼 【トリップ】◆deggScNisI 【所属ロワ】仮面ライダー バトルロワイヤル THE NEXT 【ロワ内性別】 【外見設定】変身前は山本大介、変身後は仮面ライダーアマゾン@仮面ライダーアマゾン 【特徴その他】 【書き手紹介】 緊張した展開も少なくないながら、どこかに和みを織り込んで来る書き手さん。 どちらかというと燃え展開よりの、読んでいてほっとする話が多い。 この人のおかげでアマゾンは日本語がしゃべれなくなった。 【主な作品】 「人か?野獣か?密林にいた凄い奴!」「蜂の乱心!!」 【登場話:話】
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